Salesforce AppExchangeとは?オススメのアプリや注意点、選ぶ際のポイントなど解説
目次
- 1. Salesforce AppExchangeとは
- 1.1 AppExchangeのメリット
- 2. Salesforce のAppExchangeでアプリを見つける際の注意点
- 2.1 自社の課題解決に合致するアプリに絞る
- 2.2 標準機能の調査
- 3. SalesforceのAppExchangeを選ぶ際のポイント
- 3.1 手順に沿ってアプリを選ぶ
- 3.2 無料アプリも見つけられる
- 4. SalesforceのAppExchangeでおすすめのアプリ
- 4.1 Team Spirt
- 4.2 ソアスク
- 4.3 freee for Salesforce
- 4.4 mitoco
- 4.5 sansan
- 4.6 dialpad
- 5. まとめ
「SalesforceのAppExchangeでは、何ができるの?」
SalesforceのAppExchangeは、Salesforceをより便利に利用するためのアプリストアです。
AppExchangeでは、どのようなアプリが利用されているのでしょうか?
この記事では、SalesforceのAppExchangeについて、おすすめのアプリや選ぶ際のポイント、注意点などを紹介します。
Salesforceと外部ツールの連携を検討している企業の担当者は、ぜひ、拡張のヒントとしてお役立てください。
Salesforce AppExchangeとは
SalesforceのAppExchangeとは、Salesforceの可能性を広げるための連携アプリの販売サイトです。AppExchangeでは、Salesforceと連携できるアプリをSalesforceの拡張を中心にして提供されています。
別の言い方をすれば、Salesforceを拡張するためのアプリをダウンロードできるサイト、ビジネスアプリストアのことです。
AppExchangeのメリット
AppExchangeの特徴は、Salesforceに不足な機能をはじめから開発しなくて済むことではないでしょうか。AppExchangeで提供されているアプリをSalesforceにインストールすることにより、ゼロベースからアプリ開発しなくて済むため、開発リソースを削減できます。
AppExchangeは、Salesforceにない機能を追加できるため、拡張アプリとして見つけられるアプリサイトです。自社のSalesforceを目的に合ったアプリにより強化できます。具体的には、バックオフィスの効率化となる勤怠管理アプリや、情報の帳票作成ができるアプリなどが入手可能です。
AppExchangeで提供されるアプリは、サイトのガイドを参考に、「人気のカテゴリ」から選ぶことをおすすめします。AppExchangeを身近なものに例えると、iPhoneアプリのAppStoreや、AndoroidのGoogle Storeのようなイメージです。
Salesforce のAppExchangeでアプリを見つける際の注意点
SalesforceのAppExchangeでアプリを見つける際の注意すべきことを紹介します。
自社の課題解決に合致するアプリに絞る
AppExchangeでアプリを見つける際は、自社の課題解決に合ったアプリで絞り込むことが大事です。AppExchangeでは、さまざまなビジネスアプリが提供されています。アプリのカテゴリは、次のとおりです。
- セールス
- カスタマーサービス
- マーケティング
- コラボレーション
- アナリティクス
- 人事・会計・ERP
- 資産・設備管理
- セキュリティ・リスク・CSR
- 情シス・システム管理者
- 帳票・ファイル管理
自社の課題が明確になっていない状態でアプリを選んだ場合、本来の課題解決にならない機能や余計なコストが発生します。まずは、現状の自社課題を分析することが大事です。アプリ導入によるコストを明確にしなければ、CPA(顧客獲得単価)が高くなってしまいます。
課題の分析には、具体的な課題解決を数値指標で明確にすることが大事です。課題解決とコストとのバランスを事前に把握できれば、導入すべきアプリを見つけやすくなります。
標準機能の調査
AppExchangeで拡張アプリを導入する前に、salesforceの標準機能で解決できるか事前に調べる必要があります。効率よく調べる場合は、SalesforceのヘルプページやTrail headが便利です。数多くの利用者の質問や回答から求められている解決策への答えが見つかります。
Salesforceの標準機能で解決しない場合は、AppExchange内のアプリから探すことも手段のひとつです。または、自社エンジニアの判断を仰いで「自社開発が可能か?」と、現状のリソースを確認してみることも必要となります。自社開発をする場合は、開発だけではなく保守管理面もコストとした判断が大事です。
SalesforceのAppExchangeを選ぶ際のポイント
SalesforceのAppExchangeを選ぶ際のポイントについて解説します。
手順に沿ってアプリを選ぶ
AppExchangeでアプリを選ぶことは、感覚ではなく解決すべき課題をもとに選ぶ必要があります。課題を数値化して手順に沿って絞り込むことが大切です。
例としては次のような手順で選びます。Salesforce社の担当AEや導入を手伝って頂いたベンダーに相談してみるのも良いかもしれません。
- 達成目標を数値で設定
- ロードマップの作成(長期目標および短期目標どちらも作成)
- 目標と予算で絞り込んでアプリの検索(検索フィルターやナビゲーションツールを使用)
- 50,000件以上のレビューも参考の上アプリを選ぶ
- アプリ購入前のトライアルを利用:本番環境との動作確認
- Salesforceコミュニティを活用してメンバーの情報を参考にしてみる
上記のような手順で、自社の課題に合ったアプリを絞り込みます。
無料アプリも見つけられる
AppExchangeでは、サイトの左カラム上段の「価格」カテゴリ内に「無償」項目があります。「無償」項目では、無料アプリを絞って見つけることが可能です。
SalesforceのAppExchangeでおすすめのアプリ
SalesforceのAppExchangeでおすすめのアプリとは、どのようなアプリでしょうか?2021年の導入や売上実績のあるアプリを紹介します。
Team Spirt
Team Spiritは、コロナ禍の現代社会におけるバックオフィス業務の効率を向上させるアプリです。特徴は、ユーザーあたりの費用ではなく会社単位での利用となります。利用できる機能は次のとおりです。
- テレワーク対応勤怠管理
- 電帳法対応経費精算
- 工数管理
- 電子稟議
- クラウド管理
おすすめポイント:それぞれの業務効率化がワークライフバランスを推進する企業の働き方改革の一環となる
価格:月額30,000円~(会社単位)
製品URL:https://appexchangejp.salesforce.com/appxListingDetail?listingId=a0N30000003J6KhEAK
ソアスク
Salesforceのサブスクリプションを管理できるサブスク販売管理ツールです。サブスクリプションで負担の増える次の業務を効率化します。
- 価格管理:取引先単価・数量別単価・契約別単価
- 契約
- 請求業務
おすすめポイント:顧客データの分析によりサブスク客の複雑な管理が可能
価格:月額4,500円~(ユーザー単位)
製品URL:https://appexchangejp.salesforce.com/appxListingDetail?listingId=a0N3A00000FYg2XUAT
freee for Salesforce
freee for Salesforceは、会計ソフトのfreeeの機能を顧客管理で活かしたSalesforce向けのシームレス連携ツールです。freee for Salesforceは、営業部署と経理部署の業務とデータの溝を埋める役割を果たします。双方向で効率化となるデータ相互連携を目的とするアプリです。
- 見積書の作成
- 請求書の作成
- 帳票作成
- 入金消込
- 商談管理
- 個別債権管理
- 仕訳入力
おすすめポイント:操作デバイスや場所を問わないで経理管理が可能
価格:月額40,000円~(1ユーザーあたり)
製品URL:https://appexchangejp.salesforce.com/appxListingDetail?listingId=a0N3A00000ErFSTUA3
mitoco
mitocoは、CRM(顧客管理)とグループウェアを統合するコミュニケーションプラットフォームです。情報共有を目的としたSalesforceとの連携ができます。mitocoは、グループウェア側に偏らないでSalesforce側でカレンダー機能やワークフローを集約できる点が特徴です。
- 非ライセンスメンバーの参加可能
- モバイル用カレンダー連携
- 電子申請
- 掲示板機能
- チャット機能
おすすめポイント:ひとつのクラウド環境で情報の一元化により情報格差をなくす
価格:月額800円(1ユーザーあたり)
製品URL:https://appexchangejp.salesforce.com/appxListingDetail?listingId=a0N3A00000DqD22UAF
sansan
AI名刺管理で市場を築くsansanも、Salesforceとの連携アプリとして利用できます。SansanのSalesforce連携は、データ統合によりマーケティング活動の効率化が可能です。
- 名刺スキャン
- オンライン名刺登録
- データの正規化
- 名寄せ
- リッチ化
おすすめポイント:物理的な名刺管理が不要となり営業活動を効率化できる
価格:月額26,250円~(会社単位)
製品URL:
https://appexchangejp.salesforce.com/appxListingDetail?listingId=a0N3A00000DqD22UAF
dialpad
dialpadは、PCと電話、FAXを統合したCTI技術のコミュニケ―ションを実現したビジネスフォンアプリです。SalesforceのLightning Platform上から直接相手先に電話をかけられる、営業活動支援ツールとなります。
- 転送機能
- 三者間電話
- 通話ログの保存
- マルチデバイス対応
- クラウド上での電話管理
おすすめポイント:すべてのユーザーにIP電話を割り当てられる
価格:無料
製品URL:https://appexchangejp.salesforce.com/appxListingDetail?listingId=a0N3A00000EJlG0UAL
まとめ
SalesforceのAppExchangeでは、サイト内検索を使った絞り込みで、自社の課題解決に適した拡張アプリを見つけ出せます。AppExchangeでアプリを選ぶには、事前の目標設定が欠かせません。目標設定とコストのバランスを把握して、ビジネスの成長を現実的に進められるアプリを厳選しましょう。
自社のSalesforceを活かす判断は、自社開発や拡張アプリではありません。
重要なことは、達成目標とコストの関係性が数値化されていることです。アプリ選びも分析により進めていくことをおすすめします。
<Salesforce>
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