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Spring26: Salesforceフロービルダーでパフォーマンス分析

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「このフローなんだか重いな」「どこで時間が掛かっているか」と感じたことがあるのではないでしょうか。
従来はデバッグログで“フロー1回の実行結果”しか追うことが出来ませんでした。

2026年2月リリースのSalesforce Spring’26ではフローの「これまでの実行傾向」を可視化できるようになりました。
フロービルダーのキャンパス上で要素単位での実行統計情報が確認できる機能が追加となっています。
 

何がすごいのか

Spring’26以前でもすでにフローの実行結果を確認する機能はいくつありました。
 ・フローインタビュー:失敗や一時停止したフローログを確認できる
 ・デバッグログ:事前にログ取得設定をしておけばその期間のフローログが確認できる

今回の機能はフローインタビューやデバッグログとは少し違った立ち位置になります。
「単発のトラブルシューティング、リアルタイムログ」ではなく、
「継続的なフロー改善や最適化分析」に適した機能です。
 ・特定要素でエラー率が高い
 ・ループ回数が想定より多い
 ・取得処理で平均所要時間が長い
このような傾向を可視化できるため、従来は感覚的だった「フローの処理の重さ」を数値で把握できるようになった点は大きな進化です。
 

要素のメトリクスとは

画面フロー以外のフローでは要素毎に下記のように「分析」タブが使用できるようになっています。
【ポイント】
表示される分析情報は「フロー実行1回分のログ」ではなく、「該当フローバージョンにおける累積統計情報」です。
・このフローのバージョンはこれまでにどの要素が何回実行されたか
・どの要素でエラーが多いか、相対的に時間を要しているか
といった傾向分析に適した機能です。

各要素の合計実行回数、その内の成功回数と失敗回数を確認可能です。
要素実行時の平均所要時間もms単位で確認ができます。

 

実際にフローを実行した際の挙動

フローの各要素で分析タブを使えるようになっています。
仕組みを確認してみましょう。

①取引先作成更新時にトリガーし、その子である商談を全件取得するフローを作成し有効化する。

有効化するとレコード取得要素に「合計実行数」が表示されました。
最初は-という表示ですが、実際にフローが実行されるたびにカウントアップされます。

取引先1レコードを1回更新してみると、フローの合計実行数も1にカウントアップされたことがわかります。

フローのデバッグ実行時はこのカウントアップには影響がないので、
あくまで実際にレコード作成や更新されたなどでフローが起動した場合にカウントアップされるようです。

要素の分析タブでは「要素のメトリクス」が確認できます。
その要素の合計実行回数、その内の成功回数と失敗回数を確認することが出来ます。

②要素が実行エラーとなる場合
取引先のName項目をNullに更新するようあえてフローを作り替えます。
この状態で取引先レコードを更新することでフローは実行エラーとなりました。

要素のメトリクスでは下記の内容になっています。
・実行回数は1回、そのうちエラー回数が1回という表示
・実行時間は7msなので0.007秒という記録

③ループなどフローへの負荷が大きいと予想される場合
取引先トリガーとしてその配下の商談の数だけループするというフローで試してみます。

商談を3つ持つ取引先を更新することでフローがトリガーをしてみると、
想定通りループ要素は計4回、ループ内の割り当ては3回実行されました。
いずれも平均所要時間は0となっているため、おそらく0.001秒以下だということでしょう。


ちなみに商談3件を取得した「商談の取得」要素は0.001秒ということでした。
レコード処理数や処理内容によってはこの所要時間が長くなることが予想されるため、フロー全体でボトルネックになっている箇所を特定することに活用出来そうです。

 

まとめ

今回はSpring26の新機能であるフローパフォーマンスの分析機能を確認しました。
下記のような特徴を理解して、うまく活用していきましょう。
・各要素の分析タブで実行回数と成功/エラーの内訳、平均所要時間が確認できます
・開始要素、終了要素を除く各要素で分析タブが使用できます
・画面フローでは使用できないようです
・各要素の実行回数はフローのバージョン毎に管理されるため、
1つのフローでも新規バージョンを作成すると実行回数は0から再スタートになります。
過去のバージョンを見ると当時の実行回数は残っているため、どのバージョンで各要素が何度実行されたかを後で確認することも可能です。
・要素の実行所要時間はフローのボトルネックを特定することに役立ちそうです。
・フロー内で要素毎の実行回数が記録される形なので、フロー自体の実行回数とイコールにはならないことがあります。

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