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Salesforceを効率よく学べる学習プラットフォーム「Trailhead」とは

「SalesforceのTrailheadは、なぜ効率よく学べるのか?」

Salesforceを学ぶためのプラットフォーム「Trailhead」は、継続学習に向けた要素のある点が特徴です。効率的に学べる要素として、個人ごとに学習の進捗度合いを記録できるランク方式があげられます。

この記事では、Salesforceの学習プラットフォーム「Trailhead」について、特徴を紹介しましょう。Salesforceの導入を検討中の企業担当者の参考に役立ててください。

Trailheadとは?具体的に


Trailheadとは、スキルの取得と既存スキルの向上を目的としたSalesforceオンライン学習プラットフォームのことです。Trailheadは、受講者が現在のスキルを視覚化できます。スキル評価となる学習進捗状況を視覚化したバッジやポイントが加算されていく仕組みです。

Trailheadは、積み重ねていくイメージで学習を進められるため、ゲーム感覚での自主学習になります。

社内にSalesforceトレーナーが不在、またはレクチャーできるほど実績がない場合は、社員の学習意欲を駆り立てる仕組みのあるTrailheadが効果的です。

Trailheadの特徴

Trailheadの特徴は、場所や利用デバイスに関係なくインターネット環境さえあればどこでも学習できることではないでしょうか。Trailheadは、時間制約がないため、空いた時間を有効活用して学習できます。

場所を選ばないで、できる範囲で単元化されたコンテンツを選んで学習可能です。モバイル端末での学習では、「Trailhead for Slack」や「Trailhead GO」などを端末にインストールして学習します。

Trailheadは、利用ユーザーのアクティビティに合わせた学習コンテンツが表示される仕組みです。ユーザーの行動から学習内容を検出して、作業中のコンテンツや利用頻度の多いコンテンツが表示されます。

Trailblazerランク

Trailhead受講者は、Trailblazerと呼ばれランク付けされる仕組みです。受講者がランクアップするには、モジュールやプロジェクトにより修了の証となるバッジ・ポイントを獲得する必要があります。ランクは、次のとおりです。

SCOUT:ランク条件「バッジ0・ポイント0」
HIKER:ランク条件「バッジ1・ポイント200」
EXPLORER:ランク条件「バッジ5・ポイント3,000」
ADVENTURER:ランク条件「バッジ10・ポイント9,000」
MOUNTAINEER:ランク条件「バッジ25・ポイント18,000」
EXPEDITIONER:ランク条件「バッジ50・ポイント35,000」
RANGER:ランク条件「バッジ100・ポイント50,000」

ランク付けのバッジ表示は、デザインもすべて異なり、モジュール内容に沿ったデザインになっています。バッジ獲得を目的にするだけでも、ゲーム感覚でSalesforceの学習を進められるでしょう。

Trailheadのコンテンツは常に更新されている

Trailheadのコンテンツは、常に最新の状態に更新されます。Trailmaker Contentが定期的に最新状態へと更新される仕組みです。具体的には、Salesforceの機能更新に合わせて、Trailheadも更新されます。それにより、追加されるコンテンツから、常に新しい状態で学習可能です。

Trailheadは、常時更新していくオンラインプラットフォームになります。そのため、紙ベースのテキストや過去のウェビナーによる学習では不可能な学習コンテンツの定期的更新が可能です。コンテンツが定期的に追加されていくため、常に最新状態でプラットフォーム上の学習ができます。

Trailheadを利用開始手順


Trailheadを利用するには、アカウント登録が必要です。アカウント登録するには、Trailheadのトップ画面上部「サインアップ」をクリックします。「サインアップ」では、次の登録方法から選択が可能です。

メールアドレス登録
Gmail登録
LinkedInアカウント登録
Apple ID登録
Facebookアカウント登録

サインアップでは、プロファイルの設定が必要になります。

プロファイル設定:氏名入力 プロファイルURL設定
プロファイル入力:会社名・役職・ロール名・Salesforceとの関係性・国名を設定
チェックボックスにチェックを入れる
契約規約に同意すればアカウント作成が完了

アカウント作成も自分のプロファイルを充実させることもできます。学習の進捗に合わせて、情報を入力していきましょう。

Trailheadの仕組み

Salesforceの学習プラットフォーム「Trailhead」は、次のような構成による学習ツールです。

単元ごとに分かれているモジュールを個別に学習
単元ごとに用意されているテストや「Challenge(ハンズオン演習)」に取り組むことでポイントを獲得
テストでは知識を習得
ChallengeではSalesforce組織に触れる経験スキルを習得
モジュール単元の修了ごとに新しいバッジの表示

モジュールを選んで学習することもできる

Trailheadは、AIに依存したまま学習を進める以外に、自分でモジュールを選択して学習することもできます。Salesforceの学習範囲の中で興味関心の高いモジュールや苦手なモジュールなど、選択した学習が可能です。

Trailheadの上部にある「検索」機能を活用して、属性条件(役職やロールなど)を入力することによりおすすめのモジュールが表示されます。検索機能は、キーワードでも関連するモジュールを見つけだすことが可能です。

Trailmixとは

Trailheadには、特定の学習を進めるための機能「Trailmix」があります。Trailheadの画面上部にある「Trailmix」の選択により、自分独自の特化型学習が可能です。

Trailblazer Communityについて

Trailheadでは、学習に取り組む他のTrailblazerとのコミュニティに参加できます。Trailblazer Communityは、オンラインと対面によるグループ学習のコミュニティです。Trailblazer Communityでは、トピックを選択して特定のテーマでグループディスカッションもできます。

Trailheadにログインできない場合

Trailheadにログインできない場合は、ユーザー名とパスワードが異なっている場合が考えられるでしょう。Trailheadでは、GmailやAppleアカウント、SNSアカウントなどでも登録が可能です。変更のためのパスワードリセットもできます。

パスワードをリセットする際は、「ログイン」ポップアップ画面下部の「パスワードをお忘れですか?」をクリックして再設定が可能です。GmailやSNSなど外部アカウントのパスワードを変更するには、それぞれの再設定方法によりパスワードを変更します。

Trailhead Playgroundとは?

Trailhead Playgroundとは、実際にSalesforce上で活用するオブジェクトやコンポーネントの作成体験ができる環境機能です。Trailheadは、ゲーム感覚で学習できるプラットフォームになります。そのため、現在のスキルをチェックする意味合いとしても、Trailhead Playgroundは効果的です。

Trailhead Playgroundでは、Salesforceのほとんどの機能を試せます。モジュールごとに取り組んできたハンズオンChallengeや更新された新機能の試用など、ゲーム感覚で実行することが可能です。

Trailheadで学習するメリット


Trailheadで学習するメリットは、学習の積み重ねにより履歴書に書けるスキルの習得が可能なことでしょう。Trailheadは、Salesforceの機能に特化した学習だけではない部分があげられます。

Trailheadでは、データモデリングやデータセキュリティなど、ツールの基本となる概念や知識も学習可能です。しかも、それらモジュールには、学習時間と学習により得られるポイントが明記されています。つまり、ポイント数の多いモジュールを学習すれば、バッチのランクも上がりモチベーションにもつながる仕組みです。

Trailheadのトップ画面では、常に現在の自分の学習状況をチェックできます。まさに、ゲームの管理画面が経験値により進化していくイメージです。

まとめ

この記事では、SalesforceのTrailheadについて、学習プラットフォームの特徴を紹介してきました。Trailheadは、初心者でも気軽に学習を継続できる工夫がされているプラットフォームです。Trailheadは、無料で利用できます。さらに、まとまった時間を必要としない形式が忙しいビジネスマン向けの学習スタイルになるでしょう。

新しいスキル習得や資格取得のための学習は、時間の確保が重要です。
Trailheadは、学習進捗状況を自動的に保存します。結果的に、受講者の負担が軽くなり、継続性を高めることになるでしょう。

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