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Salesforce導入の際のパートナー企業選定の注意点と3つのポイント

「Salesforceを導入したいけれど、どのパートナー企業を選べばよいのか?わからない」

リモート対応が増えてきた昨今、ビジネスにおいてSalesforceの導入を検討している企業も少なくありません。Salesforce製品は、プログラミングスキルがなくても自社ビジネス向けのツールとして活用できます。ただし、操作やインターフェースの見やすさなど、専門的な知識がないと活用しきれないことが考えられるでしょう。

今回は、Salesforce導入の際のパートナー企業選定の注意点と、パートナー企業選びの3つのポイントについて解説します。企業選びで迷われている担当者は、ぜひ参考にしてみてください。

Salesforce導入に必要なパートナー企業とは


Salesforceの導入に必要なパートナー企業とは、どのような企業のことでしょうか?
言い換えると、ライセンスを販売している代理店のことを指します。ただし、Salesforceでは代理店ではなくパートナーと呼ばれているため、パートナー企業が正式な呼び方となるでしょう。

パートナー企業は、ライセンス販売だけではなく以下のサービスを提供します。

  • Salesforceの導入
  • Salesforceの開発
  • Salesforceの運用支援
  • Salesforceに関するコンサルティング
  • Salesforceのアプリケーション開発

など、パートナー企業により提供するサービスは異なります。
パートナー企業は、Salesforce導入により経営効果を向上してもらうことが目的です。顧客企業の成功を実績として、Salesforce製品を介して関係性の構築がパートナー企業の目的となります。

Salesforceパートナーの種類

Salesforceパートナーには、いくつか種類があります。パートナー要素は、複数のサービスを持つことも可能です。ここでは、5つのパートナータイプを紹介します。

コンサルティングパートナー

コンサルティングパートナーは、Salesforce導入を支援したり、Salesforceの定着化をサポートしたりする企業です。
製品のプラットフォームを基盤にした支援サービスを中心として、サポートを得意とする部分が特徴になります。コンサルティングパートナーは、コンサルティング専門の業者やライセンス販売とコンサルティングを提供する業者などさまざまです。

AppExchangeパートナー

AppExchangeパートナーは、Salesforceのプラットフォーム上で連携できる外部アプリケーションを提供します。AppExchangeパートナーは、特定の機能に特化したツールの提供が特徴です。
たとえば、名刺管理ツールやワークフロー管理など、あらゆるツールとの連携をSalesforce上で実行できるアプリケーションを提供します。

Salesforce再販パートナー

Salesforce再販パートナーは、Salesforce製品を再販売価格維持契約で販売するパートナー企業のことです。

業種・ソリューションパートナー

業種・ソリューションパートナーは、特定の業種に特化したソリューション企業を指します。

NPO支援パートナー

NPO支援パートナーは、NPO団体に向けたサービスを提供する企業です。NPO団体は、支援パートナーを利用することで割引特典を受けられます。

Salesforceパートナーの選び方

Salesforceのパートナー企業を選ぶには、AppExchangeサイトを利用します。AppExchangeサイトでは、部門や業界別にSalesforce導入のコンサルティングパートナーの情報も掲載されています。登録されているパートナー企業の中から、自社ビジネスニーズに合った企業を選びましょう。コンサルティングパートナーは、あらゆる業種や部門など120を超えるパートナー企業があります。

パートナー企業の選定では、簡単な質問に回答することが必要です。回答により、適したパートナーが検索されます。さらに、業界と具体的な製品、地域などフィルタをかけてパートナーを絞り込みましょう。絞り込んだサマリーから概要を確認して判断します。

それぞれ紹介されている企業で「概要」や提供できる「専門知識」、パートナー利用者の「レビュー」をチェックして自社ビジネスニーズとのマッチングが必要です。

AppExchangeサイトURL:
https://appexchangejp.salesforce.com/mktcollections/curated/salesforce-consultants-japan

パートナー企業選定の注意点


パートナー企業選定の注意点について解説します。

Salesforce導入で解決する課題を明確にしておく

パートナー企業選定の注意点は、Salesforce製品を導入して解決する自社の課題を明確にしておくことです。
もし、世間の流れがDX推進だからとか、「Salesforceが世界でもっともシェアされているから」という理由だけでパートナー企業を選ぼうとしていたら、ビジネスで長期的な関係性を築けないかもしれません。

先述した検索機能を活用して、自社ビジネスニーズに合ったパートナー企業を見つけることが大事です。

AppExchangeでは、120を超えるコンサルティングパートナーが登録しているため、フィルタ機能を活用した検索が不可欠となります。また、選定前に業種や部門、課題を解決する製品など、検索項目を用意しておくことが必要です。

Salesforce認定コンサルタントの在籍も知っておく

パートナー企業を選ぶ際の注意点は、パートナー企業にSalesforce認定コンサルタントがいるかどうか事前に調べておきましょう。コンサルティングパートナーのレベルは、次の4段階に分けられます。

  1. プラチナム
  2. ゴールド
  3. シルバー
  4. レジスター

レベルの認定基準は、顧客満足度や対応プロジェクト数、認定コンサルタントの在籍数などが目安です。認定コンサルタントが在籍しているパートナー企業であれば、豊富な知見により手厚いサポートが期待できます。

Salesforceのパートナー企業選び3つのポイント

Salesforceのパートナー企業選びのポイントは次の3つです。

  • ユーザサポート体制が手厚い点
  • 導入事例や定着事例が豊富な点
  • ユーザ同士のコミュニティがある点

ユーザサポート体制が手厚い

Salesforceのパートナー企業の選定ポイントは、ユーザサポート体制の手厚さではないでしょうか。その見極めとして、自社Salesforce製品を社内でどのように活用しているかも判断基準となります。パートナー企業の概要から、「認定パートナー企業がどの程度、製品を知りつくしているか」を判断することをおすすめします。

Salesforce製品を導入して、社内に定着させるには、自社スタッフへの教育、ワークフロー構築などが必要です。パートナー企業のサポートは、基本的なマニュアルだけでは不十分な細かい部分の解決窓口として必要な役割となります。具体的には、次のようなサービス内容です。

  • 導入前のアドバイス
  • 導入後の定着支援
  • 経営効果の出るノウハウ提供
  • 実務的な活用方法のサポート

上記のサービスを提供するカスタマーサポート部門のあるパートナー企業を選びましょう。

導入事例や定着事例が豊富

Salesforceのパートナー企業選びは、導入事例や定着事例が豊富な企業であることが大事です。ビジネス支援ツールの導入では、同業他社の導入事例が参考となります。とくに、同じような経営課題を抱えた企業の導入による成功体験は身近な事例となるでしょう。対応案件の豊富さが経験となっているパートナー企業であれば、サポート対応も期待がふくらみます。

ユーザ同士のコミュニティがある点

Salesforceのパートナー企業を選ぶには、ユーザ同士のコミュニティの機会を設けていることもポイントになります。その理由は、おなじ目的を持った利用者同士が相互の交流により、発見を共有したりできる場となるからです。コミュニティの場を設けている企業を見つけるうえで、参加ユーザ数なども判断基準となります。

まとめ

今回は、Salesforceのパートナー企業を選ぶための注意点や3つのポイントについて解説してきました。パートナー企業を選ぶには、Salesforceと連携可能な外部アプリケーションを購入できるAppExchangeサイトで検索できます。検索において、業種や部門、地域などを絡めたフィルタによる絞り込みが利用可能です。検索前には、自社ビジネスニーズを明確にしておきましょう。

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