SalesforceのAPI連携とは オススメの業務効率化ツール12選とともに解説
目次
- 1. API連携とは?
- 2. API連携でおススメの業務効率化ツール12選
- 2.1 BizteX Connect:API連携ツール
- 2.2 kintone:業務アプリ構築ツール
- 2.3 box:オンラインストレージ管理ツール
- 2.4 formrun:簡単フォーム作成ツール
- 2.5 DataSpider:データ・アプリ連携ツール
- 2.6 Motion Board:データ集計・分析のBIツール
- 2.7 クラウドサイン:電子契約ツール
- 2.8 freee:事務管理効率化ツール
- 2.9 請求管理ロボ:請求書発行・送付自動化ツール
- 2.10 twillio:クラウドコミュニケーションツール
- 2.11 Tableau:分析プラットフォーム
- 2.12 Power BI:データヴィジュアル化ツール
- 3. まとめ
SalesforceのAPI連携は、営業支援及び、顧客管理システムであるSalesforce製品と外部ツールを連携させる業務効率化です。
今回は、SalesforceのAPI連携についての概要と、おススメの業務効率化ツール12選を紹介します。
API連携できる外部ツールから自社の業務効率化の参考にしてみてください。
API連携とは?
Salesforce製品とAPI連携することは、ソフトウェア同士の接続を意味します。言い方を変えると、Salesforce製品のようなSaaSと、おなじクラウド上で管理するSaaSを連携させるイメージです。
外部のソフトウェアの機能を利用可能とするAPI連携により、業務の利便性を高めます。
API連携でおススメの業務効率化ツール12選
SalesforceのAPI連携でおススメとなる業務効率化12のツールを紹介します。
BizteX Connect:API連携ツール
BizteX Connectは、システムを連携させるプラットフォームです。Salesforceと業務効率化ツールをシンプルにAPI連携するためのツールとなります。特徴は、オンプレミス型やデスクトップ型、クラウド型などあらゆる条件での連携が可能な点です。SalesforceとBizteX Connectを連携させることにより、あらゆるオンラインストレージへのデータ格納を自動化および、工数削減します。
たとえば、Salesforceで作成したレポートをGoogleDriveやBoxなどのオンラインストレージに自動的に格納して、格納したアクションをコミュニケーションツールのSlackやChatworkに自動通知する設定が可能です。
BizteX Connect公式サイト
https://service.biztex.co.jp/connect/
kintone:業務アプリ構築ツール
kintoneは、業務アプリ構築ツールです。サイボウズが提供するデータベースを基盤としたクラウドサービスとなります。直感的なドラッグアンドドロップ操作だけでアプリ構築ができて、プラグインを使うと外部ツールとの連携が簡単にできる業務アプリ構築ツールです。
Kintone は、帳票や集計機能に足りていない部分があるため、Salesforceのレポート自動集計機能などと連携することで、テレワークのレスポンスを強化できます。
kintone公式サイト
https://kintone.cybozu.co.jp/
box:オンラインストレージ管理ツール
boxは、法人向けのオンラインストレージ管理ツールです。あらゆるファイルコンテンツをクラウド上のストレージに一括管理できます。boxで管理するコンテンツは、共有や制御など企業に適した設定が可能です。SalesforceとAPI連携できるストレージ管理ツールになります。
BoxとSalesforceのAPI連携は、Box上で一元管理しているコンテンツとSalesforceで管理するユーザを迅速に接続することで商談への誘導を効率化できます。
Box公式サイト
https://www.box.com/ja-jp
formrun:簡単フォーム作成ツール
formrunは、フォーム作成やフォーム入力された顧客データ管理を効率化するツールです。あらゆるテンプレートの中から選択して、シンプルな操作でフォームの作成ができます。formrunで作成したフォームと連携して、Salesforceのオブジェクトでの顧客管理が可能です。
Salesforceとformrunを連携するには、SalesforceのLightning Enterprise Edition以上の契約とformrunのProfessionalプランの加入が必要となります。
連携可能条件で契約している場合は、formrunで作成するフォームが10個まで利用可能です。
formrun公式サイト
https://form.run/home
DataSpider:データ・アプリ連携ツール
DataSpiderは、異なるデータやアプリケーションをノーコーディングで連携可能とするツールです。連携接続には、あらゆるアダプタを活用して自由度を高めています。SalesforceとDataSpiderをAPI連携することは、以下の成果が期待できるでしょう。
Salesforce独自のアダプタを活用してWebAPIの特徴からDataSpiderの機能を吸収できる
連携アプリの開発をGUI上でノーコード実行できるため開発工数の削減ができる
ツールの保守管理において、製品側のパッチ対応が可能なため手間がかからない
SalesforceとDataSpiderの連携は、DataSpider側に用意されている専用アダプタと直感的な操作だけで開発できる特性から、工数削減のメリットをもたらします。
DataSpider公式サイト
https://www.hulft.com/software/dataspider
Motion Board:データ集計・分析のBIツール
Motion Boardは、チームで1つのプラットフォームを共有してデータの集計や分析を効率化するツールです。Motion Boardは、BI(ビジネスインテリジェンス)ダッシュボードとしてチーム全体に共通する可視化を提供します。データ活用の属人化を防ぐツールです。
Motion BoardとSalesforceのAPI連携では、1つのプラットフォーム上としてリアルタイムなデータ参照ができます。また、SalesforceのレポートをMotion BoardのダッシュボードからExcelファイルやPowerPointファイル、PDFファイルとしてエクスポート可能です。
Motion Board連携詳細ページURL:https://www.zdh.co.jp/products/motionboard/
クラウドサイン:電子契約ツール
クラウドサインは、脱ハンコを推進する電子署名契約サービスです。契約内容を管理・保管が可能なため、Salesforceにおける取引先との契約データを連携のうえ共有できます。
たとえば、Salesforce上で管理している顧客データからクラウドサイン上で帳票を作成して顧客に契約書を送信及び締結が可能です。リアル取引による契約や申し込みなどの顧客データをSalesforce上で管理して、次回以降クラウドサイン経由で契約書の発行や締結を促進させることもできます。
クラウドサイン公式サイト
https://www.cloudsign.jp/
freee:事務管理効率化ツール
freeeは、法人や個人事業主向けの事務管理効率化ツールです。法人向けの会計アプリをはじめ、人事労務管理アプリ、個人事業主向けの確定申告アプリ、中堅企業向けの資源計画を管理するクラウド型ERPなどを提供しています。
SalesforceとfreeeをAPI連携すると、見積書や請求書など発行の自動化が可能です。たとえば、営業管理と会計業務は、次のように業務フローの自動化サイクルを構築できます。
- CFO・管理部長から経理担当へ
- 経理担当がfreeeからSalesforceへ
- Salesforceからfreee:請求書作成発行・債権管理・入金消込・仕訳入力
- 営業管理の帳票作成を営業担当が確認
- 営業担当からCFO・管理部長へ報告
freee公式サイト
https://www.freee.co.jp/
請求管理ロボ:請求書発行・送付自動化ツール
請求管理ロボは、請求管理業務を効率化するクラウドツールです。請求書の発行や入金消込作業を軽減させる役割があります。API連携させることで、一連の請求管理状況をSalesforce上からチェック可能です。従来のアナログ管理状況から一変して、顧客の請求管理業務の80%を自動化できる点が連携のメリットとなります。
請求管理ロボ公式サイト
https://www.robotpayment.co.jp/service/mikata/
twillio:クラウドコミュニケーションツール
twillioは、米国発の音声通話やチャットメッセージ、ビデオ通話などクラウド上でコミュニケーションできるツールです。SalesforceとtwillioをAPI連携することにより、クラウド型のコンタクトセンターの提供ができます。以下の目的を持っている企業にとっては、効果的な連携となるでしょう。
- マルチコンタクトセンターの提供(音声・FAX・ビデオ・SMSなど)
- オペレータの属性やスキルにあわせたタスクの振り分け
- オペレータと顧客のやり取りをデータとして記録
- 常に最適な環境を求めて分析と改善を実行
Salesforce上の顧客をtwillioのコンタクトセンターにより、多様な接点で関係性を構築します。商談ツールとして有効な連携です。
twillio公式サイト
https://www.twilio.com/ja/
Tableau:分析プラットフォーム
Tableauは、データ探索や管理を得意とする分析ツールです。提供元がセールスフォースドットコム社に買収され、SalesforceとのシームレスなAPI連携を可能にしています。Salesforce上の顧客データをTableauに接続してあらゆる顧客データを組み合わせた可視化が可能です。
Tableau公式サイト
https://www.tableau.com/ja-jp
Power BI:データヴィジュアル化ツール
Power BIは、Microsoftが提供するあらゆるデータを可視化するビジネスインテリジェンスツールです。Salesforceの解析アプリ「Salesforce Analytics」とPower BI Proを連携させることで、顧客データを可視化して、詳細にデータ分析ができます。
Power BI公式サイト
https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/
まとめ
今回は、SalesforceのAPI連携についておススメの業務効率化ツールを紹介してきました。
Salesforceは、クラウド環境を通じてあらゆる外部ツールと連携できます。そのため、営業支援や顧客管理のフィールドを広げたビジネス展開が期待できるでしょう。