Dreamforce 2026現地速報レポート|AIリサーチが示す未来と音声モデル「Resonance」の進化
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フロッグウェルのメンバーが米国サンフランシスコで開催されているDreamforce 2026に参加しています。本記事では、現地で参加した「Salesforce AI Research: The Future of AI and Agents」セッションについて、発表内容と参加メンバーが感じたポイントを速報でお届けします。
AI Researchが提示する今後18ヶ月の3つの進化方向
セッションの冒頭、AI Researchのインキュベーションおよび戦略を率いるEtai Asseo氏より、Salesforce AI Research設立10周年の歩みとともに、今後6〜18ヶ月でAIとエージェント技術が向かう3つの主要な軌道が発表されました。
- 1. AgentがUIを代替・拡張(Agents replace/augment UI): タッチパネルや画面操作(GUI)から、エージェントとの対話へとインターフェースがシフトします。
- 2. アンビエントな意思決定と運用インテリジェンス(Ambient & Operational Intelligence): バックグラウンドでデータに基づいた最適な提案や意思決定を自動サポートします。
- 3. 自己進化するエージェント(Self-evolving Agents): 企業の固有データや実績から学習を続け、長期的・複雑なタスクを自律的に遂行します。
最古にして最新のインターフェース「音声(Voice)」と新モデル「Resonance」
続いてUXリードのHervé Mischler氏が登壇し、GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)から会話型UIへの移行において、「音声」こそが最も自然で強力な手段であると強調しました。
その中で、Salesforce AI Researchが開発した最新の音声AIモデルファミリー「Resonance」が発表されました。Resonanceは以下の3つのモデルで構成されています。
- Steno(音声テキスト化 / Speech-to-Text): 高速かつ高精度に音声入力をテキストへ変換し、アクションへつなげるモデル。
- Sonic(双方向会話 / Voice-to-Voice): 人間の発話を理解し、リアルタイムに対話・応答を行う会話型モデル。
- Siren(テキスト音声合成 / Text-to-Speech): ブランドや用途に合わせてトーンや声をカスタマイズできる音声生成モデル。
【ライブデモ】Sonicモデルを用いたSlackステータス変更の音声操作
会場では「Sonic」モデルを使った実験的なライブデモが行われました。
登壇者が「Slackのステータスを『DreamforceでSonicをライブデモ中』に変更して、Salesforceのアイコンをつけて」と音声で呼びかけると、Sonicモデルが即座に意図を理解し、「ステータスを更新しました」と応答。さらに指示を「アイコンをDreamforceアイコンにして」と修正すると、即座に認識して再更新するスムーズなやり取りが実演されました。
現地で聞いて感じたこと
現地でセッションを聴講したフロッグウェル参加メンバーの所感です。
- 1900年の未来予想イラスト(SF的な映像電話)を引き合いに出した導入がとても面白く、技術が追いついた現代の凄さを実感しました。
- 「画面をポチポチ操作する時代から、音声で指示してバックグラウンドでAgentが処理する時代へ」という流れは、今後の日本企業の業務効率化やSalesforce運用にも大きなインパクトを与えると強く感じました。
- Sonicモデルのリアルタイムな音声応答速度と、修正に対する柔軟なレスポンスが非常に自然で印象的でした。
まとめ
本セッションでは、Salesforce AI Researchが掲げる「Self-evolving Enterprise(自己進化する企業)」に向けたロードマップと、それを支える音声AI「Resonance」ファミリーの全貌が明かされました。画面操作を減らし、音声とAgentの連携によって業務を自動化する未来は、すぐそこまで来ています。
※本記事はDreamforce 2026のセッションを現地で聴講した内容をもとに速報として作成しています。内容には筆者の理解や所感を含みます。また、発表された製品・サービスの仕様は今後変更される可能性があります。最新情報についてはSalesforce公式情報をご確認ください。

