Spring’26:レコードトリガーフローでファイルトリガーが可能に
#Salesforce #Spring'26 #レコードトリガーフロー #ファイルトリガー
これまでのSalesforceレコードトリガーフローでは、ファイル系オブジェクトであるコンテンツドキュメント、コンテンツバージョンをトリガーにすることが出来ませんでした。
今回のSpring’26(2026年2月リリース)では初めてコンテンツドキュメント、コンテンツバージョンをトリガーオブジェクトに指定することが出来るようになります。
従来はApexか自動化イベントトリガーフローでしかトリガーに指定出来なかったオブジェクトが、
レコードトリガーフローの開始オブジェクトで使用できるようになったことはとても大きな進化です。
本記事は2025年12月初稿の記事であり、
Salesforce Spring’26プレリリース環境での実際の設定、動作確認を元にした内容です。
実際にSpring’26がリリースされるまでに機能内容は変更される可能性がある前提でご覧ください。

ファイル関連のオブジェクト構造
そもそも、Salesforceではファイルはどういったオブジェクト構造で管理されているのでしょうか。
簡易的な表現になりますが、主に下記3つのオブジェクトで構成されています。
①ContentDocument(コンテンツドキュメント)
- PDFなどファイルそのものの概念
- 添付先レコードに依存せず単体で存在可能
②ContentVersion(コンテンツバージョン)
- ファイルの実データであり、バージョン管理
- 1つのContentDocumentに複数存在可能(Ver1,Ver2,Ver3..)
③ContentDocumentLink(コンテンツドキュメントリンク)
- ContentDocumentとレコード間を紐づける中間テーブル
- 「見積書PDFファイル」を「ABC株式会社という取引先レコード」に添付した際に両者を紐づけるために存在
下記がオブジェクト構成の概要イメージになります。

Spring’26でのフローのアップデート
Spring’26ではレコードトリガーフローで下記2つのオブジェクトがトリガーオブジェクトとして使用できるようになりました。
①コンテンツドキュメント
②コンテンツバージョン

レコードへのファイル添付時にフローを起動する方法
あるレコードへファイル添付した際にフローを起動する、というのは2025年10月にリリースされたWinter’26の「自動化イベントトリガーフロー」で可能となっていました。
https://frogwell.co.jp/blogs/sf-filetenpu/
ただしこの「自動化イベントトリガーフロー」は2025年12月時点では条件によっては実務では使いづらいケースもあるようでした。
今回のSpring’26でレコードトリガーフローでの使用が可能になったため、下記のようなタイミングでのフロー起動も可能になっています。
・カスタムオブジェクトへのファイル添付時
・添付ファイルバージョンアップ時
・添付ファイルの削除時
ユースケース
ユースケースとしては例えば下記のようなことが考えられます。
・契約書アップロード時の承認開始
・見積PDF更新時の通知
・添付ファイルの命名規則チェック
今回は簡易的に挙動を確認するために、
取引先へ添付されたファイルのバージョンを更新した際に自動でChatter投稿する、
ということを試してみます。
コンテンツバージョンをトリガーにしてファイル添付先の取引先へChatter投稿するレコードトリガーフローを作成します。
①:開始オブジェクトをコンテンツバージョンに指定
②:①のコンテンツバージョンからコンテンツドキュメントを取得
③:②のコンテンツドキュメントからコンテンツドキュメントリンクを取得
④:③のコンテンツドキュメントからファイル添付先の取引先を特定し、Chatterを投稿
実際のレコードトリガーフローでは下記のような形になります。

それでは実際に取引先へファイルを添付し、バージョン更新した際の挙動を見てみましょう。
・まずは取引先へファイルを新規添付します。
取引先へPDFファイルを添付すると、下記のようにChatter投稿できることを確認できました。
今回はコンテンツバージョンをトリガーにしているため、ファイルの新規添付時にもChatter投稿される挙動です。

・次にそのファイルへ新しいバージョンをアップロードします。
バージョン2をアップロードすると、再びChatter投稿ができることを確認できました。


まとめ
レコードへのファイル添付をトリガーにした処理は今回大きく進化しました。
1.Winter’26以前はApexが必要でした。
2.Winter’26からは「自動化イベントトリガーフロー」で一部のオブジェクトではファイル添付時にフロー起動ができるようになりました。
3.今回のSpring’26からは「レコードトリガーフロー」でコンテンツドキュメント、コンテンツバージョンをトリガー可能になり、「自動化イベントトリガーフロー」より柔軟に処理が出来るようになりました。
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