Spring’26:画面フローのデータテーブルでインライン編集が可能に
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目次
2026年2月リリースのSalesforce Spring’26では、画面フローのデータテーブルコンポーネント上で値を直接編集可能となりました。
これまでもデータテーブルコンポーネントではレコードの一覧表示が可能でしたが、
一覧表示上でのインライン値編集は出来ず表示だけが出来る仕様でした。
画面フローの使い勝手が格段に向上する待望の新機能と言えそうです。
概要
- 画面フローのデータテーブルコンポーネントの「列の設定」で“データテーブルの変更をユーザに許可”セクションが新たに設けられました
- データテーブルに表示する列毎に「列値を並び替え」「列値を編集」の設定が可能になります

データテーブルを使った画面フローの作成
まずはテスト用の画面フローを作成していきます。
- 取引先画面上でその配下の全商談を取得します
- 取得した商談コレクションをデータテーブルで一覧表示します
- データテーブルには商談の「商談名」「金額」項目を配置します
- 今回のSpring’26で追加された新機能「データテーブルの変更をユーザに許可」で
“列値を並び替え”と“列値を編集”の両方にチェックを付けます


データテーブルでのインライン編集挙動の確認
作成した画面フローを使って、実際にインライン編集の挙動をデバッグ確認してみます。
①1項目毎の値編集
リストビューと同じように、各値にマウスオーバーすると鉛筆マークが表示されて編集可能なことが確認できます。

・鉛筆マークから実際にインライン編集出来ることが確認できました

②複数項目の値一括編集
・リストビューと同じように、複数行にチェックを付けた状態で値を編集すると、
「3個の選択済みを更新」という形で一括編集が可能です。

・実際に値を更新することで、一括でインライン編集出来ることが確認できました

2026年2月時点でインライン編集に対応しているデータ型は下記のようです。
・テキスト、テキストエリア、ロングテキストエリア、数値、メールなどは編集可能
・日付、参照関係、主従関係は編集不可
インライン編集された値のレコード保存
ここまで見てきたように、データテーブル上で直接値の編集が可能なことが確認できました。
ただし実務上は編集された値を保存する必要があります。
この操作を忘れるとユーザが編集した内容がレコード保存されないので注意しましょう。
画面要素の後でレコード更新要素を使う際に、更新対象レコードは
[画面要素] – [データテーブル] – [Edited Rows]を指定することで可能です。
2026年2月現在はEdited Rowsという表示ですが、おそらく今後“編集された行“などの日本語名称が適用されるでしょう。

データテーブルでの値並び替え挙動の確認
次に列の並び替え挙動を確認してみます。
デバッグ画面で項目名にマウスオーバーすると↑↓のアイコンが表示されます。
並び替えについてもリストビューと同様に項目毎に指定が可能です。

リストビューでは下記のように「列の並び替え」アイコンから複数項目での並び替えが可能ですが、
今回のデータテーブルコンポーネントではまだ1項目での並び替えのみ可能なようです。

活用シーン
画面フロー上で直接値を並び替え、編集が可能になりました。
実務では例えば下記のような活用シーンが考えられそうです。
- 承認前の確認
- ステータス一括更新
- データクレンジング
・画面フローで一覧表示
・必要に応じての値修正や指摘点入力
・そのままレコードの更新
・商談ステータスを複数同時変更
・ケースの優先度を一括更新
・空白項目の補完
・不正値の修正
使用において考慮したいこと
- データテーブルとして処理時の負荷は今まで通りであることが予想されるため、大量データ保存時はガバナ制限などに抵触しないように注意が必要です
- 「インライン編集された値のレコード保存」でも記載しましたが、データテーブルへ編集=値自動保存ではないので、後続で別途レコードへの反映処理は必要です
まとめ
- レポートでのインライン編集のように1項目だけの編集ではなく、リストビューのように複数行の一括編集が出来る点はとても便利です。
- 値の並び替えはリストビューと違って、1項目だけでの並び替えになります。
- 生成AIの台頭で開発コンポーネント作成のハードルが下がってきていますが、 Salesforceの標準機能を優先して使用していくという考え方は、少なくとも現時点では変わらないでしょう。
画面フローでデータテーブルコンポーネントが使用可能となり数年経ちましたが、
インライン編集や値の並び替えができないが故にLWCやサードパーティコンポーネントなどの代替案が必要なシーンは少なくありませんでした。
今回のアップデートにより、プログラミング開発せずに画面フローのみで完結できる機能が増えました。
今後は簡易的な一括編集=画面フローで完結できるケースが増えるため、
機能やデザインにこだわりが無ければLWCやApex、サードパーティコンポーネントの代替として活躍するシーンが増えそうです。
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