Salesforceで営業担当ごとの商談数を見える化する方法を分かりやすく解説
目次
Salesforceは、営業活動を効率化し、成果を最大化するための強力なツールです。
商談数の見える化はセールスマネージャーにとって非常に重要な要素です。
商談数をリアルタイムで把握することで、チームのパフォーマンスを適切に評価し、戦略的な意思決定を行うことができます。
また、商談数の変動を追跡することで、営業プロセスの改善点を明確にし、目標達成に向けた具体的なアクションを取ることが可能です。
本記事では、Salesforceを使用して商談数を見える化するための具体的な方法を紹介します。
特に中級ユーザーを対象とし、既存のダッシュボードやレポートの機能を最大限に活用する方法に焦点を当てます。
Salesforceにおける商談数を見える化するには
商談数を表示するためのグラフの追加方法や、商談ステージごとの分析、さらには成約率の追跡方法について詳しく解説します。
例えば、ダッシュボードに縦棒グラフや円グラフを追加することで、商談数を視覚的に把握することができます。
Y軸に商談数、X軸に営業担当者や月を設定することで、誰がどの程度の商談を持っているのか、月ごとの商談数の推移が一目で分かります。
商談ステージごとの分析を行うことで、商談の進捗状況を把握し、どのステージで停滞しているのかを明確にすることができます。
成約率の追跡は、商談の成功率を把握するために非常に重要です。
フィルター機能を活用して成約済みの商談を抽出し、その成約率を数式フィールドを使って計算する方法も紹介します。
営業チームのパフォーマンスをより詳細に分析し、改善点を見つけることができます。
Salesforceを使った商談数の見える化がどれだけ効果的かを理解し、実際の営業活動に役立てましょう。
Salesforceにおける商談数を見える化する重要性
Salesforceを活用した営業管理において、商談数を見える化することは非常に重要です。
商談数の見える化によって、営業チームは以下のようなメリットを享受することができます。
パフォーマンスの把握: 商談数をグラフやレポートで視覚化することで、営業担当者やチーム全体のパフォーマンスを一目で把握することができます。
これにより、目標達成度や営業活動の効率性を迅速に評価し、必要に応じて対策を講じることが可能となります。
1つは、戦略的な意思決定です。
商談数の推移を追跡することで、営業戦略の評価や改善点の特定に役立ちます。
例えば、特定の期間や地域で商談数が急増した場合、その背後にある要因を分析し、成功した営業戦略を特定することができます。
2つは、目標管理と予測です。
商談数の見える化によって、目標管理や予測が容易になります。
過去の商談数の推移や成約率のデータを元に、将来の営業目標を設定し、達成度をモニタリングすることが可能です。
商談数を見える化するレポートの作り方
商談数を見える化するレポートを解説します。
・ Salesforceのレポート画面で、「新規レポート」を選択
図.Salesforce レポート
・カテゴリ「商談」のレポートタイプ名の商談を選択
図.Salesforce レポート作成画面
・アウトラインタブで表示したい列を確認します。
・検索条件タブから表示したい期間や条件を変更します。
・レポートを保存します。
図.Salesforce レポート作成画面
商談数を見える化グラフの追加
Salesforceのダッシュボードに商談数を視覚的に表示することで、営業チームは重要な情報を得ることができます。
商談数の推移をグラフ化することで、時間の経過とともに商談数の変化を把握できます。
この推移を通じて、営業活動のトレンドや季節性を理解し、売上の予測や効果的な営業戦略の立案に役立ちます。
営業担当者ごとの商談数を比較することも重要です。
ダッシュボード上で各担当者の商談数を視覚的に比較することで、個々のパフォーマンスを評価し、成功事例や改善点を特定できます。
優れたパフォーマンスを示す担当者の活動や手法を共有し、他のメンバーに学びやベストプラクティスを促すことも可能です。
チーム全体の営業成果を向上させるための具体的な戦略やアクションプランを策定することができます。
商談数を見える化することは、営業チームの活動を効果的に管理し、業績の向上につなげるための重要な手段です。
Salesforceのダッシュボードを活用して商談数を視覚的に把握することで、チーム全体の効率性を向上させ、より成果を挙げるための戦略的な意思決定を支援します。
商談フェーズごとの分析
商談フェーズごとの分析を行うことで、営業チームは以下のような洞察を得ることができます。
商談の進捗状況の把握を行う各商談フェーズでの商談数を比較することで、営業プロセスの進捗状況を把握し、停滞しているフェーズを特定することができます。
ステージごとの成約率の分析では、各商談ステージでの成約率を分析することで、どのステージで商談が最も成約しやすいかを特定し、営業戦略の最適化に役立ちます。
商談数を見える化することで、営業活動の効率性や成果を最大化するための戦略的な意思決定を支援します
商談成約率の追跡
商談の成約率を追跡することは、営業活動の効果を評価し、戦略的な意思決定を支援する上で重要です。
商談の成約率を視覚化し、営業チームは成約率のトレンドを把握することができます。
例えば、データの視覚化には、折れ線グラフ、棒グラフ、円グラフなどを用いて、成約率のトレンドや比較を視覚化します。
視覚化されたデータを基に、解析した内容を抽出し、戦略の改善に役立てます。
- 高い成約率を達成している営業担当者のベストプラクティスの共有
- 成約率の低い時期や製品に対する改善策の検討
- 新たな営業戦略の策定と試行
営業戦略の改善や目標の設定を行うことで、成果を最大化するための戦略的なアプローチを実現することができます。
商談所有者毎の成約率レポートの作成手順
成約率レポートの作成手順を記載します。
・ Salesforceのレポート画面で、「新規レポート」を選択
・カテゴリ「商談」のレポートタイプ名の商談を選択
・アウトラインよりグループを追加にて商談所有者と入力する
図.Salesforce レポート作成画面
・検索条件タブから完了フラグを入力し、選択。Trueで適用する
図.Salesforce レポート作成画面
・集計項目を追加。列セクションで集計項目列を追加をクリック
・数式フィールドを作成し、以下を参考に数式の入力を実施
- 「成立フラグ」を選択し、[挿入]をクリック
- 数式の編集画面から[/]を選択
- 「レコード件数」を選択し、[挿入]をクリック
- 列の名前に「成約率」と入力
- [形式]タブをクリックし、形式を「数値」から「パーセント」に変更
- [小数点]は、「0」とする※任意
図.Salesforce レポート 集計項目画面
・プロパティから名前記載、保存フォルダを指定しレポート完成
図.Salesforce 商談成約率レポート
・完成したレポートをもとに会計年度、四半期、月毎のレポートを作成し、ダッシュボードを作成する
Salesforceの商談数を見える化して売上向上を目指そう
Salesforceを活用した営業管理において、商談成約率の追跡は極めて重要です。成約率の正確な把握は、営業活動の効果を評価し、戦略的な意思決定を支援します。本記事では、商談成約率の追跡方法について解説しました。
成約率の追跡によって、営業チームは成約率のトレンドやパフォーマンスを把握し、営業戦略の評価や改善点の特定に役立ちます。
成約率のデータを元に目標の設定や営業戦略の最適化を行うことで、営業活動の効果を最大化することが可能です。
Salesforceを活用した商談成約率の追跡は、営業活動の透明性と効率性を高め、チームの成功に不可欠な役割を果たします。今後も定期的な成約率の分析と改善を行うことで、営業チームの成果を持続的に向上させることが期待されます。
<Salesforce>
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