Salesforceでのエラーメッセージが出たとき!表示例と対処法を知っておこう
「作業中のエラーメッセージ、なんで出たのかがわからない」
Salesforceで操作をしていると、作業中にエラーメッセージが出ることが考えられます。表示されたエラーメッセージの内容から、どのように対処すればよいか?基本的に、定義されていなければエラーは出力されます。予期せぬエラーなのか、すぐに回復できるエラーメッセージなのかも気にかかることでしょう。
当記事では、Salesforceで表示されるエラーメッセージについて解説します。
エラーメッセージについて内容を調べている人は、参考にお役立てください。
Salesforceでエラーメッセージが表示されるとき
どのようなときにエラーメッセージが表示されるのでしょうか?Salesforceにおけるエラーメッセージが表示されるときは、次の状況が該当します。
- 自分にアクセス権がないデータを表示しようと実行したとき
- 自分にアクセス権のないデータを編集しようと実行したとき
- 自分にアクセス権のないデータを削除しようしたとき
エラーメッセージが表示されたときは、ブラウザの「戻る」ボタンをクリックしましょう。すると前のページに戻ります。
表示されたメッセージのエラー要素の活用例
Salesforceで作業をしていると、度々エラー表示に悩まされます。いくつかのエラー事例を紹介しますので参考にしてみてください。
フローでレコードの作成が試行されたときのエラーメッセージ
上記のエラーは、フローでレコードの作成が試行されたときに発生しました。エラー要素は、「create_invoice_line (FlowRecordCreate)」です。ExceptionCode の値については、『SOAP API 開発者ガイド』を参照してください。
https://developer.salesforce.com/docs/atlas.ja-jp.240.0.api.meta/api/sforce_api_calls_concepts_core_data_objects.htm#i1421192
フローでレコード更新を施行したときのエラーメッセージ
上記のエラーは、フローで次のレコードの更新を試行したときに発生しました。
0035h00000n5NbnAAE
更新によるエラー要素は、「ContactUpdate (FlowRecordUpdate)」です。
上記のエラーは、フローで「a015i00000Yw4jUAAR」のレコードが更新されたときに発生しました。エラー要素は、「X1_1 (FlowRecordUpdate)」です。
上記のメッセージは、フローで次のレコードの更新が試行されたときのエラーメッセージです。Nullとなります。エラー要素は、「update_todo_status_change_finished (FlowRecordUpdate)」です。ExceptionCode の値については、『SOAP API 開発者ガイド』を参照してください。
フローでレコードの検索が行われたときのエラーメッセージ
こちらのエラーは、フローでレコードの検索が試行されたときに発生しました。エラー要素は、「GetAll (FlowRecordLookup)」です。ExceptionCode の値については、『SOAP API 開発者ガイド』を参照してください。
フローでレコードの更新がnullに
上記のエラーは、フローでレコードの更新を試行した際に、nullとなりました。エラー要素は、 「Update_KYKInfo (FlowRecordUpdate)」です。ExceptionCode の値については、『SOAP API 開発者ガイド』を参照してください。
初歩的なエラーはカンマの付け忘れ
SQOLの作成でSystem.QueryExceptionを実行したときのエラーでは、コーディングミスが原因も考えられます。たとえば、「select id, name LastModifiedDate from Account」を実行したときに、「System.QueryException: only aggregate expressions use field aliasing」というエラーメッセージが表示されます。
このエラーは、実行したSQOLにカンマが抜けていることが要因です。「select id, name」とL「astModifiedDate from Account」の間にカンマを追記することで解決します。
Salesforceでエラーメッセージが表示されたときに確認する場所
エラーメッセージが表示されたときは、『SOAP API 開発者ガイド』の「API コールで使用されるコアデータ型」を参考にします。『SOAP API 開発者ガイド』は、開発者向けに用意されています。
Salesforceによる開発中で起きるエラーメッセージと対処法
実際に、Salesforceで開発している際に起きるエラーメッセージには、どのような対処が必要でしょうか。解決のヒントを解説します。
レコードタイプのエラーと具体的な対処法
プロファイルで使っているレコードタイプの場合は、削除しようとするとエラーメッセージが表示されます。具体的に表示されるのは、次のエラーメッセージです。
レコードタイプの削除でエラーが表示されたときは、現在のレコードタイプを持っているプロファイルから別のレコードタイプへ変更する処理が必要です。
フローのエラーと具体的な対処法
たとえば、フローによる割り当てで発生するエラーメッセージは、フロー処理中に割り当てを含める要素が2,000回以上実行することで表示される仕組みです。発生する例としては、Forループ文で処理中に変数の割り当てがくり返されると表示されます。
表示されるエラーメッセージは、「Number of iterations exceeded(現在行っている機能に対して実行の最大限度数を超えた)」という内容です。この制限数超過のエラーメッセージに対して、解決方法は次の処理が考えられるでしょう。
- 「必要のない割り当てをしない」という条件を条件分岐に追加
- トリガーで自動化できる処理を分離する
- レコード更新フローに任せられる処理も分離する
- くり返し処理において元のデータ件数を少なく絞る
くわしい英文の解決策は以下の公式ヘルプを参照してください。
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=000382258&type=1
Salesforceでエラーメッセージが出たときの対処法|まとめ
エラーメッセージは、表示されたときの対処だけで済ませる場合が考えられます。Salesforceの作業中に発生したエラーに対して、備忘録的な実行内容がインターネット上で検索できるからです。ただし、状況によってはピンポイントな回答が得られないかもしれません。エラー内容によっては、十分でないことも考えられるでしょう。
エラーメッセージが表示されたときは、エラー前後の状況をできるだけ具体的に記録することが大事です。環境と具体的な手順を残しておくことで、今後の開発に役立ちます。
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投稿者プロフィール
- Salesforceの導入を支援するフロッグウェル株式会社のシニアコンサルタント。Salesforce導入前の課題整理や戦略検討から、導入支援、定着化・保守など、多岐にわたるサポートを経験。Salesforce認定SalesCloudコンサルタント、上級アドミニストレーターの資格を保有。