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Salesforceのデータローダについて|インストール方法や初期設定の手順・使い方をご紹介

#Salesforce #インストール #データローダ #初期設定

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エクスポートやインポートを詳細に設定して一括で実行できる機能としてデータローダがあります。

Salesforceでは、レコードの取扱いにデータローダを使うことで一括処理の精度向上が可能です。今回は、データローダの特徴やインストールの仕方、設定手順などを紹介します。

Salesforceで扱うデータローダについて

データローダとは、Salesforceで活用できる機能のひとつです。データをインポートするときやエクスポートするときに、複数のデータの場合、処理が大変になります。そのため一括でインポートしたり、エクスポートできる機能として、データローダ機能が使用できます。データローダは、ユーザ側で使うクライアントアプリケーションです。Salesforceでデータローダを使う目的は、レコードの管理が中心となります。

  • レコードの挿入
  • レコードの更新
  • レコードの削除
  • レコードのエクスポート

データローダを使ったインポートの際は、おもにCSVファイルの設定を含めて実行します。

  • データローダの参照
  • データローダの抽出
  • データローダの読み込み

データローダを使ったデータのエクスポートの形式は、CSVファイルとなります。

データローダの特徴

データローダの特徴は、次のとおりです。

  • インターフェースの使いやすさが対話形式から発生している点
  • Windowsパソコンであれば代替コマンドラインで自動バッチ操作が可能な点
  • 大容量のレコードファイルに対応(5百万まで)
  • 項目の関連付けではドラッグアンドドロップで操作可能
  • すべてのオブジェクトで使用できる(カスタムオブジェクトを含む)
  • Database.comとSalesforceどちらでもデータ処理機能として活用可能
  • CSVファイル形式で詳細に設定が可能
  • CSVファイルのエラーログの発見に役立つ点
  • CSVファイルを参照するアプリケーションとして組み込める
  • サポート体制はMacとWindowsどちらも対応可能

データローダのインストールの仕方

データローダのインストールには、システム要件とダウンロードサイトからのダウンロード許可をクリアする必要があります。インストールする前に2つのチェック事項をクリアしてからインストールしましょう。

システム要件

データローダ導入に必要なシステム要件は、次のとおりです。

【Windowsシステムの場合】
Windows 10:64bit・インテル86版
ストレージの空き容量:120MB以上
推奨メモリ:256MB以上の空き
Java Runtime Environment(JRE)バージョン11以降を使用

【macOSシステムの場合】
macOS10.15(Catalina):64bit・インテル86版
macOS11(Big Sur):64bit・インテル86版
ストレージの空き容量:120MB以上
推奨メモリ:256MB以上の空き
Java Runtime Environment(JRE)バージョン11以降を使用

ダウンロードサイトの許可となるアクセス権

ダウンロードサイトの許可となるアクセス権は、次のような場合にブロックされるので注意が必要です。Salesforce組織で制限したIPアドレスの設定がある場合は、アクティベーションを実行するまで自動でブロックされる可能性があります。

正規ユーザであれば、アクティベーションコードがメール経由で届くので認証完了すれば、アクセスが可能です。

インストールの手順

データローダのインストール手順について解説します。データローダには、Java Runtime Environment(JRE)バージョン11(JDK11)が必要です。まずは、JDK11からダウンロードして、インストールしましょう。

【Windowsの場合の手順】
JDK11ダウンロードサイトURL:https://www.azul.com/downloads/?os=windows

  1. ダウンロードファイルの「msi」ファイルを開く
  2. 「次へ」をクリック
  3. 「インストール」をクリック
  4. 表示された「警告」のポップアップを「Yes」で許可
  5. 「完了」をクリック

【macOSの場合】
JDK11ダウンロードサイトURL:https://www.azul.com/downloads/?os=macos&package=jdk

  1. ダウンロードファイルの「dmg」ファイルを開く
  2. 「続ける」を選択
  3. 「インストール」を選択
  4. ユーザ名とパスワードを求められた場合は入力
  5. 「ソフトウェアをインストールする」で完了

【データローダのダウンロード手順】
データローダのダウンロードは、次のように実行します。

  1. 「設定」メニューへ移動
  2. 「クイック検索」から「データローダ」を検索
  3. 「データローダ」を選択

【データローダのインストール手順(Windowsの場合)】
Windowsの場合のインストール手順を紹介します。

  1. ダウンロードファイルのzipを右クリック
  2. 「すべて展開」を選択
  3. 展開後のファイルフォルダ内の「install.bat」ファイルを開く
  4. 警告が出た場合は「Run anyway」を選択
  5. datalorderを入力(ここからコマンドライン上)
  6. Enterを押す
  7. 「Yes」を選択
  8. Enterを押す
  9. 「Yes」を選択
  10. Enterを押す
  11. Enterを押してコマンド画面を閉じる

【データローダのインストール手順(macOSの場合)】
macOSの場合のインストール手順を紹介します。

  1. ダウンロードファイルのzipを展開
  2. 展開後のファイルフォルダ内の「install.command」ファイルを開く
  3. エラーメッセージが出た場合は「OK」を選択
  4. Ctrキーを押したまま「開く」を選択
  5. 「開く」を選択
  6. datalorderを入力(ここからコマンドライン上)
  7. 「Yes」を選択
  8. 「Yes」を選択

データローダの設定手順

標準の設定から変更する際の手順

  1. データローダを開く
  2. 「設定」メニューを開く
  3. 「設定」を選択する
  4. バッチサイズの編集:最大200レコード(50~100を推奨)・Bulk API使用で最大値10,000可能
  5. null値を挿入する設定:選択により空白の対応値がnull値として挿入
  6. 割り当てルールの設定:レコードの挿入・更新・挿入か更新のどれかを指定する割り当ての設定
  7. サーバホストの設定:Salesforceの対象サーバを指定する設定
  8. ログイン時のURLのリセットの有無を設定:有効にするか無効にするか設定する
  9. 圧縮パフォーマンスの設定:パフォーマンスの向上の設定
  10. タイムアウトの設定:応答時間の指定
  11. クエリ要求のサイズ設定:レコードのサイズ増分を指定
  12. エクスポートした結果をステータスファイルで作成:エクスポートの成功またはエラー時のファイル設定
  13. すべてのCSVファイルをUTF-8形式でエンコードして読み込む設定:強制実行の設定
  14. すべてのCSVファイルをUTF-8形式でエンコードして書き出す設定強制実行の設定
  15. 欧州の日付形式に変更する設定:日付形式を選択できる
  16. 項目を切り捨てすることを許可するか設定:暗号化テキストデータの項目が切り捨てできる設定
  17. CSVの値をカンマで区切るか設定:必要に応じて設定
  18. CSVのタブをカンマで区切るか設定:必要に応じて設定
  19. CSVの値を他の記号で区切るか設定:必要に応じて設定
  20. CSV以外の値の区切りの設定:「その他の文字を許可」が選択されていれば実行可能な設定
  21. Bulk APIの使用の設定:レコードの非同期読み込みや削除処理などを最適化
  22. 一括APIを順次モードで有効にするか設定:Bulk APIバッチの順次処理に選択する設定
  23. Bulk APIバッチのアップロード方法(zipファイルで実行するか):必要に応じて設定
  24. タイムゾーンの設定:デフォルトを変更できる設定
  25. プロキシサーバのホスト名の設定
  26. プロキシサーバのユーザ名の設定
  27. プロキシサーバのパスワードの設定
  28. プロキシサーバのNTLM認証で使われるWindowsドメイン名の設定
  29. 開始行の位置を編集:最後に成功した地点から開始できる設定
  30. 以上必要な設定を終えたら「OK」で完了

データローダはこうやって使う

データローダを使う際は、2通りの方法が利用できます。

ユーザインターフェースを使った場合

ユーザインターフェースを使ったデータローダは、対話形式で作業を進められます。設定で指定する対応付け項目は、次のとおりです。

  • 設定に必要なパラメータの値
  • インポートとエクスポートで扱うCSVファイル
  • インポートファイルの項目名
  • Salesforceの項目名

コマンドラインを使った場合

コマンドラインから設定するデータローダは、次のように設定します。

  • ファイルの設定
  • データソースの設定
  • 対応づけ項目
  • アクションの指定

以上の設定でデータローダによる自動処理が設定できます。ちなみにコマンドラインを使ったデータローダの設定は、Windowsパソコンのみの方法です。

まとめ

参考になったでしょうか?
今回は、要点としてSalesforceのデータローダの内容や使い方、インストール手順、設定手順など紹介してきました。

設定手順では、状況に応じて自由な変更が可能です。データローダを使って詳細な設定を反映した一括エクスポートやインポートができます。ぜひ、試してみてください。

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