事例紹介

ITシステムの構築・運営をしている企業へのPower BI導入

Power BI導入企業について

100名前後の社員を抱え、クライアント企業のITシステムの構築・運営を行っているこの企業には30名の営業担当者がいます。

 

Power BIのコンサルティングまでの背景・目的

各担当者は新規顧客と既存顧客を担当し、約10名ずつ営業課長のもと3グループに編成されています。担当者に対して、情報共有に関する課題をヒアリングすると以下のような回答が得られました。

<営業課長>案件別の受注状況のみが報告され、各グループの営業の進捗状況、課題が見えづらい
グループ内社員の営業状況について週に1度の報告のみで、各営業担当に状況を個別に確認する必要がある
月1回の営業課内会議に向けて資料の整備のためのデータ収集に時間がかかる

 <営業担当者>毎週末は週明けの営業報告のための資料作成に追われる
各担当が自分の案件しか把握していないので相談がしづらい
各自が独自の案件管理をしているので案件規模や進捗状況が類似している案件を参照できない

例えば、課長は案件共有会なるものを定期的に開催、各営業のベストプラクティスを他営業に共有しています。
有益ではあるものの、指名された営業はさらにそのための資料を作成…と泥沼状態に陥ります。こうした状況の打開に向けて営業支援ツール(SFA)の導入も検討されていますが、さらに入力の負担が増えるのではという懸念も出てきています。

 

Power BIのコンサルティングの効果について

まず、週1回の営業実績報告です。これまではレポートの共通項目としては担当企業と進捗フェーズのみを入力させ、各担当がその後テキストでコメントを報告していましたが、フォーマットのエクセルを導入。
エクセルが苦手な営業担当者でも使えるように、クライアント名、業界、進捗フェーズ、BANTC(※)の各項目について選択式の回答と1行回答欄のみのシンプルな構成でフォーマットを作成し各担当が同じ内容を入力できるようにしました。

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