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Saasの代表 Salesforceでは何ができるの?メリット・デメリットとともに解説

SaaSの台頭Salesforceは、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?

Salesforceは、SaaSの特徴を活かしたビジネス支援および管理ツールです。この記事では、SaaSの代表となるSalesforceにできることを紹介します。SaaSについて特徴からできることを紹介したうえで、Salesforceのメリット・デメリットについて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

SaaSの台頭「Salesforce」とは?

SaaSの台頭「Salesforce」とは、クラウド上で利用する顧客管理の「CRM(Customer Relationship Managementの略称)」や、営業支援の「SFA(Salesforce Automationの略称)」を統括するビジネスを円滑にするツール群のサービス名です。

Salesforceは、SaaSが生み出したもの

SalesforceはSaaSが生み出したクラウドコンピューティングの先駆け的存在になります。Salesforceによるサブスクリプション型のソフトウェアの提供は、1999年からです。

Salesforceは、従来のデスクトップコンピューティングが中心となるビジネス業界に、SaaS製品として提供開始しました。いわば、「SaaS=Salesforce」と代名詞になるほど、代表的なサービスではないでしょうか。

SaaSとSalesforceの関係は、2000年以降から通信環境が整備され、光回線によるインターネット接続の普及が始まりです。インターネットの普及とともに、現在SaaS製品の世界シェアトップとして、Salesforceを利用する企業も増えてきました。

SaaSとは


SalesforceをあらわすSaaSとは、どのような意味を持つのでしょうか?SaaSとは、「Software as a Service」の略称です。一般的に、「サース」と呼ばれます。

SaaSは、クラウドサービスの形態として「サービスを目的としたソフトウェア」のことを指します。または、インターネット環境のブラウザ上で実行するソフトウェア(Salesforceなど)のことです。

SaaSの基本形式

SaaSの基本形式は、複数のコンピュータで同時接続できる環境ではないでしょうか。つまり、1台のコンピュータに1つのソフトウェアではありません。1台のコンピュータに対してのサービスでは、それぞれ違う環境下になるため、不具合への対応が必要です。また、人的コストもかかります。

SaaSにできること

SaaSにできることは、簡単に始められる点です。SaaSは、ネットワークに接続することで情報の共有がすぐにできます。具体的には、次のような点が特徴です。

●PCにインストールしないで利用できる
●短期間の利用もできる
●利用規模を調整できる

SaaSは、クラウドへ保存する仕組みになります。そのため、PCにインストールする必要がありません。ユーザーがアップデートしなくて済むことが簡単に始められる要素です。

また、SaaSの提供により、サブスクリプション型の従量課金制が導入されました。サブスクリプション型の導入により、短期間の利用も可能です。短期間利用のため、使った期間や使った分だけのコストで済みます。SaaSは、利用規模の調整ができることも特徴です。

さらに、SaaSはソフトウェアの管理をベンダーが行います。ベンダーが行うため、最新の機能を自分でメンテナンスしないで利用可能です。SaaS製品の利用ユーザーは、保守管理が不要になります。

Salesforceのメリット


SaaSについて、紹介してきました。それでは、SaaSであるSalesforceのメリットについて解説します。Salesforceのメリットは、次のとおりです。

自社向けのカスタマイズした独自ツールの開発ができる

Salesforceは、独自ツールを開発できるメリットがあります。開発用のプラットフォームにより、自社向けのカスタマイズが可能です。

SaaSの要素「クラウド環境」で実行できる

Salesforceは、SaaS型のクラウド環境で実行できるツールになります。クラウド環境になるため、場所を選ばず、リモート対応のビジネスに最適です。

外部MAツールと連携できる

Salesforceのメリットは、外部MAツールとの連携ができる汎用性の高さではないでしょうか。そのため、Salesforceを基準にして、営業や顧客管理だけではなく、データ活用におけるマーケティング施策で活用できます。

Salesforceのデメリット

Salesforceのデメリットは、次のとおりです。

多機能だからこそ使いこなせないことも

Salesforceは、営業支援や顧客管理に加えて、マーケティングツール、データ分析など多機能なサービスになります。そのため、多機能だからこそ使いこなすための担当者が必要です。Salesforceでは、資格取得や学習支援の場も公式で提供されています。また、知識や技術習得の範囲も広くなるため、導入にあたって「何を解決するのか?」と、明確な目的が必要です。

Salesforceはライセンス制のため企業規模によってはコストがかかる

Salesforceは、ライセンス購入により利用できる仕組みです。申し込むプランによって、利用できる人数制限や機能など違いがあります。Salesforceのプランは、1人につき1ライセンスとなるため、企業の利用人数とコストのバランスを見極めることが大事です。営業支援ツール「Sales Cloud」の料金は、次のようになります。

Essentials:1ユーザー月額3,000円
Professional:1ユーザー月額9,000円
Enterprise:1ユーザー月額18,000円

Enterprise版で申し込んだ場合、Salesforceを利用する担当者が10名いれば月額180,000円の費用が必要です。導入は、ライセンス制となり利用人数でコストが変わることを理解が必要になります。

Salesforce各サービスの機能


それでは、Salesforceの各サービス機能を紹介しましょう。

Service Cloud

Service Cloudは、顧客への対応の効率を向上するツールです。顧客対応を効率化して、顧客担当者の業務を軽減できるコンタクトセンター用のプラットフォームになります。具体的には、顧客担当者のオペレーション業務工数を減らし、稼働状況にあわせて行動を割り当てる機能が利用できるサービスです。

Sales Cloud

Sales Cloudは、顧客管理と営業支援の機能をパッケージ化したサービスになります。Sales Cloudは、クラウド型のCRM・SFAとしてSalesforceの主要な機能を備えているツールです。

Marketing Cloud

Marketing Cloudは、見込み客の行動プロセスごとに、最適な訴求を実行するマーケティング支援ツールになります。Marketing Cloudは、メールマーケティングのコンテンツ制作に役立ちます。おもに企業の集客面で活用される機能となるでしょう。

Salesforce Platform

Salesforce Platformは、Salesforceで用意されているテンプレートを活用して、独自のアプリケーションを開発できるプラットフォームです。企業ごとに違うニーズなどに合わせたカスタマイズ性が特徴となります。

Experience Cloud

SalesforceのExperience Cloudは、必要な項目を入力するだけでサイトコンテンツを作成でき、サイト公開の利便性を高められるサービスです。テンプレートやテーマを自由に選択して、見込み客の興味関心を高めるコンテンツが作れます。

myTrailhead

myTrailheadは、Salesforce担当者の知識と技術向上のための学習プラットフォームを個人の学習進捗度合いに合わせて進められる仕組みです。学習内容を単元ごとに小テストやポイントで評価して、常に現在の習得状況を視覚化できる点が特徴になります。myTrailheadは、企業のスタッフが全員で学習することもでき、プラットフォームで学んだことを証明するための資格も取得可能です。

Account Engagement(旧Pardot)

Account Engagement(旧Pardot)は、SalesforceのCRM/SFA機能を活かしてマーケティング担当と営業担当の連携を実行するMAツールになります。Account Engagement(旧Pardot)の特徴は、見込み客のデータ分析やABテスト、データに基づいたランディングページの作成などです。Marketing Cloudの集客活用ではなく、見込み客に商談まで最適な訴求を展開する機能になります。

まとめ

この記事では、SaaSの代表となるSalesforceについて、メリットやデメリットと機能を紹介してきました。Salesforceは、SaaSの特徴をそのまま実行するクラウド型のサービスです。現在のオンライン需要から、ビジネスにおける必要性がますます高まってきます。

Salesforceは、機能も充実しているため、メリットやデメリットを理解して自社に必要な部分を明確にすることが必要です。ぜひ、参考にしてみてください。

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