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Account Engagement(旧:Pardot)カスタムリダイレクトとは?具体的な設定方法や6つの活用例を紹介

「ランディングページのCTRボタンはページの最後に設置しようか迷っている」
「これから送るメールを見てくれるのか?閲覧者を知りたい」

マーケティングオートメーションツールのAccount Engagement(旧:Pardot)を導入したら、いままで把握できなかった見込み客の動向を知りたくなります。Account Engagement(旧:Pardot)では、カスタムリダイレクトの活用により施策分析の精度向上が可能です。カスタムリダイレクトは、アクティビティに設置したリンクからトラッキング用のリンクにリダイレクトした計測ができます。

本記事では、Account Engagement(旧:Pardot)のカスタムリダイレクトについて、具体的設定方法や活用例などを解説しましょう。マーケティング活動の精度向上を模索している担当者は、ぜひ参考にしてください。

Account Engagement(旧:Pardot)のカスタムリダイレクトとは


Account Engagement(旧:Pardot)には、リンク計測を活用したカスタムリダイレクトという機能があります。カスタムリダイレクトは、アクティビティに設置したリンクにリンク計測を設置して流入数値を分析する機能です。カスタムリダイレクトの特徴は、直接リンクの計測ではありません。リンク先のURLから計測用のリンクを生成する仕組みになります。

カスタムリダイレクトは、自動返信設定のメールや資料案内に設定することで見込み客の行動の計測が可能です。計測されたデータを参考に営業担当がインサイドセールスで活かせます。また、カスタムリダイレクトはスコアリングの配点調整にも効果的です。計測リンクのクリック数によりスコアリング設置もできるため、任意で設定した配点の見直しにもつながります。

Account Engagement(旧:Pardot)のカスタムリダイレクトの具体的な設定方法

それでは、カスタムリダイレクトの具体的な設定方法について解説します。設定手順は、次のとおりです。

  1. 「マーケティング」を開く
  2. 「コンテンツ」を選択
  3. 「カスタムリダイレクト」を開く
  4. 右上の「+カスタムリダイレクトを追加」の選択
  5. 「名前」にカスタムリダイレクトの名前を入力(プロスペクトアクティビティに反映)
  6. 「フォルダ」を選択(未選択だとUncategorized/CostomUrlsが自動選択される)
  7. 「キャンペーン」を選択:登録済みのキャンペーンから選択
  8. 「リンク先URL」にクリック先のURLを入力
  9. 「トラッカードメイン」を追加する(計測用ドメイン)
  10. 「バニティURL」を入力(空白だと任意のURLを自動形成)
  11. 「完了アクション」を選択してアクションを選択
  12. 「カスタムリダイレクトを作成」を選択で完了

Account Engagement(旧:Pardot)のカスタムリダイレクトで注意すべきこと

Account Engagement(旧:Pardot)のカスタムリダイレクトでは、注意すべきことがあります。カスタムリダイレクトを設定した後の30分間以内にクリックされたアクションは計測されません。クリックが計測されない仕様は、カスタムリダイレクトに30分間のスロットリンク期間が設定されているからです。そのため、カスタムリダイレクトを設置した後は、30分以上の間隔を置いてから計測開始しましょう。

カスタムリダイレクトの設定項目

カスタムリダイレクトの設定項目は、次のとおりです。

名前:プロスペクト(見込み客)のアクティビティ情報に表示される名前
フォルダ:整理目的のフォルダに登録が可能
タグ:設定済みのURLをクリックしたプロスペクトをタグ付けできる機能
キャンペーン:接点のあった顧客へのマーケティング活動を整理してトラッキングする機能
リダイレクト先URL:アクセス解析を目的とするURLの登録
バニティURL:アカウントのトラッカードメインを使ったアセットへのカスタムリンク
Googleアナリティクスパラメータ:Googleアナリティクスからリダイレクト情報を計測する設定
完了アクション:プロスペクトのアクティビティに設定できる自動化アクション機能

Account Engagement(旧:Pardot)のカスタムリダイレクトの6つの活用例


Account Engagement(旧:Pardot)のカスタムリダイレクトでは、マーケティング活動においてあらゆる場面で活用できます。今回は、6つの活用場面を紹介しましょう。

活用例1:ランディングページのCTAボタンを最適化するときに活用

カスタムリダイレクトは、ランディングページに設置したCTAボタンを最適化する際に活用できます。CTAボタンを複数用意できれば、「ランディングページ内のどの箇所にCTAボタンを設置すればよいか?」をボタンクリック数値から検証可能です。最適化を検証するには、それぞれのCTAボタンごとの計測用URLの設置が必要となります。CTAボタンに計測用URLを設置できれば、ボタンごとの効果を分析が可能です。

活用例2:SNSごとに計測リンクを設置してビジネスとの相性を分析

カスタムリンクでは、外部SNSにリンクを設置してSNSユーザの反応を計測できます。FacebookやInstagram、TwitterなどSNSごとにメディアの特徴が違うため個別に設置する必要があるでしょう。

SNSの利用者の利用目的や属性はそれぞれ異なります。そのため、SNSに設置するリンクがすべて同じでは正確な効果を把握できません。そこで、カスタムリダイレクトを活用して、SNSごとに計測リンクを設置します。カスタムリンクにより、計測数値結果から相性のよいメディアの特定が可能になるでしょう。

活用例3:Web集客においてパートナーサイトとの相性の計測に活用

Webサイトを活用した集客は、自社サイトだけではなく提携するパートナーサイトを利用することも考えられます。パートナーサイトからの流入が期待できるか?については、カスタムリダイレクトを活用したリンク計測の設置が必要です。Account Engagement(旧:Pardot)では、パートナーサイトに設置してあるURLを計測リンクに活用できます。カスタムリダイレクトは、パートナーサイトとの相性も計測リンクから判断することが可能です。

活用例4:メール内の情報に計測リンクを設置して閲覧確認に活用

Account Engagement(旧:Pardot)のカスタムリダイレクトは、メール内の情報を確認しているかも測定できます。たとえば、部門のリーダーから部下に向けて一斉メールを送信したとしましょう。送信した一斉メール内に計測リンクを設置しておくことで、「誰が確認しているか」や「誰が確認していないか」など判断材料にできます。

活用例5:Webページやフォームに設置するアンケートのクリック数比較で活用

Account Engagement(旧:Pardot)のカスタムリダイレクトは、Webページやフォームなどに設置するテキストや画像のアンケートに計測リンクを設置できます。アンケート形式の場合は、アンケート項目ごとに計測リンクを設置することでクリック数の比較が可能です。カスタムリダイレクトで計測する対象のプロスペクトが多ければ、見込み客の市場動向調査に役立ちます。

活用例6:オンライン施策だけではなくオフラインでも活用

Account Engagement(旧:Pardot)のカスタムリダイレクトは、オンライン施策だけではなくオフラインでも活用できます。オフラインでの活用は、紙媒体の資料に複数の計測リンクを設置して反応を確かめる取り組みです。具体的には、ホワイトペーパーやパンフレットなどの適所にQRコードを設置する方法となります。QRコードの設置個所が複数あれば、「どのページの反応が高いか」の判断材料になるでしょう。

まとめ

Account Engagement(旧:Pardot)のカスタムリダイレクトについて、具体的な設定方法や6つの活用例など紹介してきました。カスタムリダイレクトは、Account Engagement(旧:Pardot)で実行するマーケティング活動のアクティビティごとに計測用のリンクが設定できます。それにより、個別の計測数値から最も相性の合う施策を判断できるでしょう。

カスタムリダイレクトを活用すれば、変化の激しい市場においても的確な動向判断を計測できます。MAツールを活用すると、これらの機能を半自動的な設定が可能です。

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