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Tableau Viewerとは?特徴やTableau Readerとの違いを分かりやすく解説

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データを活用してビジネスの意思決定に役立てることは、データアナリストなどのデータ分析者だけでなく、経営幹部や営業マンなどデータ閲覧のみを行う方にとっても非常に大切です。

Tableau Viewerは、そういったデータ閲覧者の方々に最適なライセンスであり、分析結果のダッシュボードを効率良く確認できます。

この記事では、Tableau Viewerの基本機能や特徴、そして混同されやすい「Tableau Reader」との主な違いを初心者にも分かりやすく解説しています。

Tableauを業務で導入しようと検討中の方々に向けて、Tableau Viewerがどのようにビジネスに役立つか、その便利な機能を具体的にご紹介します。

Tableau Viewerを用いて、データドリブンな意思決定に役立てる方法を一緒に探求しましょう。

Tableau Viewerとは?


Tableau Viewerとは、Tableau社が提供するサブスクリプションライセンスの1つで、主に「ビジュアライゼーションの閲覧」を目的としたユーザーに最適化されたライセンスです。

データ分析の専門知識がなくても、簡単にデータドリブンな洞察(インサイト)を得ることができます。

ここでは、Tableau Viewerの特徴や便利な機能について解説します。

Tableau Viewerの特徴

Tableauには主に3つのライセンスがあり、それぞれ以下の特徴を持っています。

ライセンス名 Tableau Creator Tableau Explorer Tableau Viewer
料金 年間108,000円/ユーザー 年間60,480円/ユーザー 年間21,600円/ユーザー
利用可能な製品 Tableau Desktop
Tableau Prep Builder
Tableau Cloud
Tableau Server
Tableau Cloud
Tableau Server
Tableau Cloud
Tableau Server
操作環境 オフライン / オンライン オンラインのみ オンラインのみ
役割・特徴 ・データソースを準備する
・ダッシュボードを作成する
・用意されたデータでダッシュボードを作成する
・ダッシュボードを閲覧する
・ダッシュボードを閲覧する

 

上表のように、Viewerライセンスは「データを見ること」に特化しており、簡単な操作で多様なデータビジュアライゼーションを活用することができます。

そのため、組織(企業)内での情報共有や意思決定を迅速かつ効果的に支援することに役立ちます。

また、メンバー全員が同じ情報を共有することで、データに基づき統一された意思決定プロセスの実現に繋がるでしょう。

Tableau Viewerの便利な機能

Tableau Viewerは、データの閲覧と共有に特化したツールであり、そのアクセシビリティ(製品の使いやすさ)が非常に高く評価されています。

以下に、Tableau Viewerの便利な機能を3つご紹介します。

インタラクティブなフィルタリング

Viewerライセンスは、ユーザー自身のニーズに合わせてデータをフィルタリングすることができます。

これにより、具体的なデータセグメントにフォーカスし、必要な情報を迅速に抽出できるようになります。

たとえば、「関東地方における2024年1月〜3月の売上推移」など、特定の地域や期間に関する売上データを瞬時に表示させることが可能です。

カスタマイズされたビューの保存

各ユーザーは、自分が最もよく使うフィルターやビューをカスタマイズして保存することができます。

これにより、次回同じデータにアクセスする際には、設定を再び調整する手間が省け、効率的に作業を進められるようになります。

モバイルアクセス

「Tableau Mobile」というスマートフォンのアプリを通じて、いつでもどこでもデータにアクセスすることが可能です。

移動中や外出先でも最新のビジネスデータを手軽に確認できるため、タイムリーな意思決定に役立ちます。

Tableau ViewerとTableau Readerの違い

Tableau Viewerと混同されやすいのが、「Tableau Reader」というサービスです。

この2つはどちらも「ダッシュボードの閲覧」を主な目的としていますが、利用シナリオや機能面などで大きな違いがあります。

ここでは、Tableau Readerとの主な違いについて4つご紹介します。

Viewer=ライセンス名、Reader=プロダクト名

最も大きな違いは、「Tableau Viewerはライセンス名であり、Tableau Readerはプロダクト名である」ということです。

「Tableau Viewerの特徴」でも解説した通り、Tableau Viewerはサブスクリプションベースのライセンスのため、有償(年間21,600円/ユーザー)で利用することになります。

一方で、Tableau Readerはプロダクトの一種(デスクトップのアプリケーション)です。

ダッシュボードを閲覧するために、事前に作成されたTableauファイル(.twbxファイル)をTableau Readerというアプリケーションで開いて使用します。

また、Tableau Readerは無料で利用することができます。

セキュリティ面

Tableau Viewerは、Tableau CloudやTableau Serverといったブラウザ上のサービスに接続して使用するため、組織のデータセキュリティポリシーに基づいた厳格な管理下で運用されます。

 あわせてこちらの記事も参考にしてみてください
   ◆Tableau CloudとTableau Serverの違いとは 選ぶ際のポイントをご紹介

アクセス制御やネットワークセキュリティなどの機能が組み込まれており、セキュアな環境でのデータ閲覧が可能です。

例えば、「特定のユーザーにのみ、経営KPIダッシュボードへのアクセス権を付与する」といった使い方もできます。

一方、Tableau Readerはローカル環境(ファイルベース)でのデータ共有を行います。

そのため、セキュリティは完全にユーザー側の管理に依存することになり、データファイルの保護や共有に関するセキュリティ対策は、個々のユーザーまたは組織の責任となります。

データ更新方法

Tableau Viewerは、データの更新がリアルタイムまたはスケジュールされた更新によって自動的に行われます。

これにより、常に最新の情報が反映されたダッシュボードを閲覧することが可能になり、ビジネスの迅速な意思決定に役立つでしょう。

たとえば、営業データが毎時更新される設定になっている場合、Tableau Viewerを使うユーザーは最新の売上実績をいつでも確認できます。

一方、Tableau Readerはオフラインで動作するプロダクトのため、データの更新は手動で行う必要があります。

つまり、新しいデータが反映されたダッシュボードを見るためには、最新のデータファイルを受け取って、Tableau Readerに都度読み込むことが必要です。

このプロセスがあることで、データの鮮度とアクセスの即時性に制限をもたらす可能性があります。

利用可能なデバイス

Tableau Viewerはブラウザにログインして利用するため、パソコンやスマートフォンなど、インターネット接続可能なほぼすべてのデバイスからアクセスできます。

一方、Tableau Readerはデスクトップアプリケーションのため、基本的にパソコン(Windows、Mac)のみでしか利用できません。

インターネット接続を必要とせずに利用できるメリットがある一方で、モバイルデバイスでは使用できないため、外出先でのデータアクセスには向いていません。

【まとめ】Tableau Viewerは分析ダッシュボードの閲覧者向けライセンス

Tableau Viewerは、分析ダッシュボードを効果的に閲覧するための専用ライセンスです。

これにより、すべてのビジネスユーザーがデータに基づいたインサイトを得られるようになり、意思決定の迅速化や精度の向上に繋がります。

Tableau ViewerとTableau Readerの主な違いは、データ更新のリアルタイム性やセキュリティ機能、そしてデバイスの利用可能性にあります。

Tableau Viewerはブラウザ上で常に最新のデータにアクセスできる一方で、Tableau Readerはオフライン環境での利用がベースです。

企業が効率的な情報共有と迅速な意思決定を重視する場合、Tableau Viewerの利用が最適な選択となるでしょう。

この記事が、実業務でTableauライセンスの導入を検討している方々にとって、有用なガイドになれば幸いです。

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