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Tableau readerとは 使い方や特徴を解説

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Tableauには様々なライセンス形態があり、混乱しがちです。この記事では、Tableau Readerの特徴や使い方を解説していきます。

Tableau Readerとは

Tableau Readerの特徴を大まかに捉えるためには、他のTableau ライセンスと比較をすると分かりやすくなります。
つまり、Tableau Readerとは、「PCやMacのローカル環境において、更新頻度の低いダッシュボードを閲覧だけする」場合に利用するソフトウェアと言えます。

一見すると似たようなTableau Viewerというライセンスもあるので、違いを明確にするために主要なライセンスを表で整理すると下記のようになります。

目的

ライセンス

製品

特徴

分析を行う Tableau Creator Desktop ・Tableau Desktop、Tableau Prep、Tableau server、Tableau Onlineを利用できる。
・データ加工やデータソースの追加作成などを行う場合はTableau Creatorを利用する。
Tableau Explorer Tableau Server、Tableau Online ・Tableau Server、Tableau Onlineでバブリッシュされたデータをもとにダッシュボードを作成する
既存のダッシュボードを修正する
分析結果を閲覧する Tableau Viewer Tableau Server、Tableau Online ・Tableau Server、Tableau Onlineでのデータ閲覧のみを行うユーザライセンス。
無料ライセンス Tableau Reader ・パッケージワークブック形式のファイルを閲覧するためのライセンス。
分析結果を共有する Tableau Creator Tableau Server ・ダッシュボードの共有を自社で用意したサーバーで行うためのライセンス
Tableau Creator Tableau Online ・Tableau社が用意した環境でダッシュボードの共有を行う

Tableauには、ダッシュボードを共有するためのプラットフォームとして、Tableau ServerもしくはTableau Onlineというサービスがあります。どちらもダッシュボードを掲載するいわば土台のようなものです。Tableau Serverは自社でサーバーを立てて運用するものであるのに対して、Tableau Onlineはクラウド型のサービスになります。

Tableau ServerもしくはTableau Onlineで共有されたダッシュボードを閲覧のみしたい場合のライセンスは、Tableau Viewerとなります。つまりTableau Viewerはオンラインでのダッシュボード閲覧のためのソフトであり、Tableau Readerはローカル環境でのみ利用できる無料の閲覧ソフトという位置付けです。

Tableau Readerでできることと制約

Tableau Readerの機能を考える上で、まずはどのようなデータを読めるのかを確認する必要があります。Tableau Readerで読み込めるデータは、パッケージドワークブックという形式のTableau専用のファイル形式のものになります。パッケージドパークブックとは、ダッシュボードなどの情報に加えてデータ本体も含むファイル形式です。

Tableau Readerを導入した場合のメリット、デメリット

Tableau Readerを導入した場合の最大のメリットは、ライセンス費用がかからないという点につきます。

Tableauで作成されたダッシュボードを社内で共有する場合には、
1)Tableau OnlineもしくはTableau Serverのいずれかを導入すると同時にTableau Viewerも導入する、
2)Tableau Readerを導入する
かのいずれかになります。

前者の方法は、ダッシュボードを共有する土台の費用(Tableau Online もしくはTableau Server)と閲覧ライセンスであるTableau Viewerの費用がかかります。
2022年5月現在、Tableau Viewerのライセンス導入費用は、Tableau Onlineでのライセンスで1ヶ月1人あたり1,800円、Tableau Serverでのライセンスが1ヶ月1人あたり1,440円となっています。現在、Tableau Viewerは1ライセンスからの購入となっています。


一方でTableau Readerのデメリットは、費用以外の面であります。
主に、
1)ソフトウェア自体の重さ
2)セキュリティ
3)データ更新の煩雑さ
の3点が挙げられます。

Tableau Reader自体のインストール要件としては、下記の図のような要件であり、一般的な事務作業を行う程度の仕様であればインストール自体は問題なく行えます。
しかし、インストールができるということと、実際にパッケージドワークブックを円滑に閲覧できることは別の問題です。非常に軽いデータのみのパッケージドワークブックであれば問題はないのですが、多くのレコードが含まれるデータが添付されているパッケージドワークブックを開く場合には、多くのメモリを消費するので、動作はどうしても重くなりがちです。

実際の現場では、この点はよく指摘されることです。データベースにある大規模なログデータを効率的に集計しダッシュボード化する場合には、Tableauを使って行います。この場合、パッケージドワークブックのサイズも大きくなりますので、どうしてもTableau Readerで閲覧しようとすると、その分メモリを多く消費することになります。

2点目のセキュリティ上のデメリットは、データソースが閲覧できてしまう点です。集計表を出しているのだから、データソースが閲覧できてしまって何が悪いのかと疑問に思われる方もいるかと思います。問題になるのは、例えば、個人情報がレコードに乗ってしまうようなデータを取り扱っている場合です。

具体的な想定ケースとしては、顧客の住所情報と自社の配送施設の住所があり、それぞれの情報から距離を算出して、10km単位で配送件数を出すようなダッシュボードを作ることがあったとします。この場合、10km単位での配送件数の集計は、個人の住所を特定し得ない結果です。この集計結果を全社で展開してしまうと、閲覧を本来限定するべき機微情報が、配信された人全てにおいて閲覧できてしまうため、情報管理の観点から大きな問題となる可能性があります。対策としては、参照データにそもそも個人情報など機微情報を持たせないで分析を進めるということ以外にはできません。

3点目のデータ更新の煩雑さとは、つまり更新されたデータを見たいタイミングで、常に誰かがパッケージドワークブックを作成して共有する作業が発生するということです。月1回、多くても週1回程度の頻度で、決められた共有フォルダにパッケージドワークブックをアップロードするのであれば、まだ運用上許容できるかもしれません。

しかし、データアナリストとして実務を行っている体感としては、月1回もしくは週1回の更新で事足りるダッシュボードは、ほぼありません。著者の環境では、月次でみるものであっても定期的に自分の確認したいタイミングで進捗をみたいニーズがあり、ほぼ全てのダッシュボードが日次更新の設定となっています。

Tableau Readerが適する運用のケース

以上で解説したようなTableau Readerの特徴を踏まえると、下記の条件に当てはまる組織であれば、導入を検討してもよいのではないかと考えられます。
1)Tableauを使える人がいる小さい組織で費用をかけずに情報共有したい
2)分析用のデータベースでは、個人情報など機微情報は全て暗号化されている
3)ダッシュボードの更新頻度が月1回、多くても週1回程度である
4)デスクトップ環境がある程度高負荷な作業にも耐えられる仕様になっている

Tableau Readerを一時的な閲覧ツールとして小さいチーム内で使う場合であれば、上記のような条件に当てはまることもあるかと思います。一方で、全社的な導入を検討する場合には、共有の土台としてのTableau ServerやTableau Onlineから検討を進めるのが、閲覧ニーズやデータ管理部門の工数を考えても費用対効果が高いものになるのではないかと思います。

導入の際には、費用面以外の導入組織における閲覧者のニーズや管理工数を踏まえての導入検討を行ってみてください。

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