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Tableau Cloudとは 特徴や機能についての解説

#Tableau #Tableau Cloud

Tableau Cloud は完全ホスト型のクラウドベースの分析基盤です。迅速、柔軟、かつ簡単に使える分析機能を活用することで、より早く、強力に組織内でデータ分析や分析結果に基づいた意思決定、行動の変革を支えてくれます。

この記事では、Tableau Cloudの特徴について、まとめて解説しています。

Tableau Cloudとは


Tableau CloudはWebで利用できるデータ分析の環境です。組織内の誰でもがどこからでもデータを共有し、協力して探索できます。
Tableau Cloudはブラウザ、タブレット、スマートフォンでTableau Cloud上にあるダッシュボードにアクセスできます。様々な場所や種類のデータに接続できます。接続のためのセキュリティーに関してはMFAが必須とされており、セキュアなデータ分析環境を実現できます。

Tableau Cloud上にパブリッシュされたダッシュボードを、他のユーザーに共有することにより、関係する組織内で誰もがその時に必要な分析を実行し、課題を解決することができます。Tableau Cloudを利用することでTableau社がアップデートする最新の機能を利用することができます。

自然言語でデータを分析することや、ローカルにあるファイルを使った分析を行うこと、データソースを作成するフローをTableau Cloud上で実行すること、ユーザーの追跡している指標に対して、促進する要因、傾向、悪化の誘因、外れ値を自動的に検出し、ユーザーにとって重要な変化を先回りして提示することができます。このようにTableau CloudならクラウドでTableauを活用できます。

データの管理と更新

Tableau Cloudでは単に所有しているデータを使ってデータ分析ができるだけではなく、所有している複数のデータを繋ぎ合わせて、新たなデータソースを作成するといった、「データの加工」を行うことができます。
ユーザーは Tableau Desktopまたは Tableau Cloudの編集環境からコンテンツに接続したり、パブリッシュしたりできます。

Tableau Cloudにはデータを加工して、データソースを作成/更新する「フロー」と呼ばれる機能があり、Tableau Prep Conductorを利用することで、フローを自動的に実行することができます。フローの実行状況や結果に関しては、「ジョブ」で管理され、フロー実行時にメールを送信することも可能です。

Tableau Catalogを利用することで、データの内容に関する情報を一元的に管理することができ、Tableau Cloudでデータがどのように分析につながっているかを提供することにより、
IT 部門とビジネスユーザーの両方にとってデータの理解と信頼性を向上させることができます。

Web上でのビューの作成と操作

Tableau Cloud上でパブリッシュされたデータソースを利用して、ダッシュボードを開発することが可能です。デスクトップアプリケーションであるTableau Desktopで利用できる機能と少し差がありますが、Tableau Cloud上の開発機能は随時アップデートされており、Tableau Desktopと変わらない操作性が実現できるようになっています。
*詳しくは、以下のTableauの公式サイトにまとまっています、Tableau Cloud(Web)での開発と、Tableau Desktopの機能比較をご参照ください。
https://help.tableau.com/current/online/ja-jp/server_desktop_web_edit_differences.htm

Tableau Cloudでのダッシュボードに対する操作としては、「フィルターをかける」、「並べ替えをする」、「パラメーターの値を変える」、「参照元データを確認する」といった、ダッシュボードに対する操作に加え、「コメントを追記する」、「リンクを共有する」、「スケジュールに従ってビューをメールで受信する」といった、ダッシュボードを共有する、運用する部分をサポートする機能も充実しています。

Tableau Bridge

近年、データと基幹アプリケーションをクラウドに移行する企業が劇的に増えました。 しかしいまだに多くの企業は、ファイアウォールの内側のオンプレミスに一部のデータを保持し続けています。これまで、オンプレミスのデータを利用してクラウド上のデータと結合する作業は常に課題となってきました。そこで役立つのが Tableau Bridgeです。

Tableau Bridge は、クラウド上、オンプレミス上にあるすべてのデータを活用しつつ、そのデータソースを最新の状態に保てる柔軟性を持っています。接続できるデータは、プライベート ネットワーク上の CSV ファイルから、データ ウェアハウスに格納されたデータまで、多岐にわたります。

Tableau Pulse

Tableau Pulseにより、組織内のそれぞれの人や状況に合わせたインサイトをワークフロー内で得ることが可能となります。Tableau Pulseは、組織のすべての人が日常業務にデータ分析を取り入れて質の高い意思決定を迅速に行えるよう支援します。単にトレンドを容易に確認できるようになるだけではなく、データの背後にある要因についても確認することができるようになります。

データの変化を含むダイジェストをメールまたはSlackで受け取ることができます。また、Tableau Cloud のメトリクスの詳細ページにアクセスして、データについて質問したり、詳細を確認したりできます。

自動化と拡張

Tableau Cloudには自動拡張機能が備わっており、それらを利用することで外部システムとの連携を実現することができます。

JavaScript API — Tableau の視覚化をユーザー自身のWebアプリケーションに統合します。
・REST API — [REST API] を使用すると、データソース、プロジェクト、ワークブック、サイト ユーザー、およびサイトの機能にアクセスできます。
・Tableau SDK — C、C++、Java または Python を使って任意のデータから抽出を作成し、抽出したものをパブリッシュします。
・Tableau メタデータ API—GraphQL を使用すると、Tableau コンテンツと関連する外部アセットとメタデータを検出してクエリを実行できます。
・Web データ コネクター — JavaScriptでTableau 接続を作成し、HTTP経由でアクセス可能なほぼすべてのデータへ接続できます。
・ODBC コネクター — ODBC (Open Database Connectivity) を使って接続を作成します。ODBC は、データソースの幅広い配列でサポートされているデータアクセスプロトコルです。

最後に

Tableau Cloudは完全ホスティング型かつクラウドベース、そしてエンタープライズクラスのデータ分析ソリューションです。
組織のエンタープライズアーキテクチャに適応できるように設計された、高速で柔軟性が高く、使いやすいセルフサービス型プラットフォームです。誰もがどこからでもデータを効率的に活用して、迅速に意思決定を行い、ビジネス課題を解決する支援をします。

また、時代に求められる課題に対するソリューションも適切に機能として盛り込まれるため、IT部門、ビジネスユーザーともに運用に対するリスク、コストを最大限抑え、よりデータ分析やその先にあるビジネス上の成果に注力することができます。

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