Power BIでガントチャートを作成する方法をわかりやすく解説!
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目次
- 1. ガントチャートとは?
- 2. ガントチャートを作成する前に準備するデータ
- 2.1 ガントチャートに必要なデータ項目
- 2.2 おすすめのデータソースはSharePointとExcel Online
- 2.3 Power BIで自動更新するならクラウド保存がおすすめ
- 3. ガントチャートを作成する方法
- 3.1 データの取得
- 3.2 カスタムビジュアルを追加する
- 3.3 フィールドを設定してガントチャートを作成する
- 3.4 書式設定で見やすく調整する
- 4. 目的別!おすすめのガントチャート・カスタムビジュアル3選
- 4.1 Gantt Chart by MAQ Software
- 4.2 Gantt Chart by Microsoft
- 4.3 xViz Gantt Chart
- 5. レポートの発行とスケジュール更新設定
- 5.1 レポートをPower BI Serviceへ発行する
- 5.2 スケジュール更新を設定する
- 6. よくあるエラー:ガントチャートがうまく表示されない時のチェックリスト
- 6.1 開始日・終了日のデータ型を確認する
- 6.2 必須フィールドが設定されているか確認する
- 6.3 開始日と終了日の設定ミスがないか確認する
- 6.4 権限や設定によるエラーを確認する
- 7. まとめ
Power BIでは、プロジェクト管理や進捗管理に便利な「ガントチャート」を作成できます。
タスクの開始日・終了日・進捗状況を視覚的に整理できるため、業務スケジュールの共有にも役立ちます。 ただし、Power BIには標準でガントチャートが用意されていないため、カスタムビジュアルを利用する必要があります。
※Power BIでガントチャートを作成する場合、データソースはSharePointフォルダーに作成したExcel等、クラウド上に格納することをおすすめします。
Power BIからSharePoint等、クラウド上のデータに接続すれば、元データの進捗等を更新した際にPower BIのレポートも自動で更新する設定が可能になります。
この記事では、SharePointやExcel Onlineとの連携方法、スケジュール更新設定、さらにおすすめのカスタムビジュアルやエラー対処法まで紹介します。
ガントチャートとは?

ガントチャートは、プロジェクトのスケジュールやタスクの進捗状況を時系列で管理するためのグラフです。
縦軸にタスク、横軸に日付を表示し、各タスクの開始日・終了日・進捗状況を視覚的に確認できます。

Power BIでは、以下のような用途で活用されることが多いです。
- プロジェクト管理
- タスク進捗管理
- 工程管理
- システム導入スケジュール管理
- 問い合わせ対応状況の可視化
Power BIでは、デフォルトのビジュアルにガントチャートが存在しないため、「カスタムビジュアル」を取得して作成します。
ガントチャートを作成する前に準備するデータ
ガントチャートでは、「開始日」と「終了日」を含むタスクデータが必要です。
後から更新しやすいように、SharePointやExcel Onlineなどクラウド上で管理するのがおすすめです。

ガントチャートに必要なデータ項目
Power BIでガントチャートを表示するには、タスク単位のデータを準備します。
基本的には、以下のような項目が必要です。

※開始日・終了日が正しく日付型になっていることが重要です。
文字列になっている場合、ガントチャートが正常に表示されないことがあります。
おすすめのデータソースはSharePointとExcel Online
おすすめのデータソースは、Excel Onlineか、SharePointリストになります。
クラウド上でデータを管理することで、Power BI Service側でスケジュール更新が利用できるようになります。

この記事では、以下のようなExcel OnlineデータをSharePointフォルダーに格納し、Power BIレポートのスケジュール更新をする方法について解説します。

Power BIで自動更新するならクラウド保存がおすすめ
ローカルPCに保存したExcelでもガントチャートは作成できます。ただし、その場合はPower BI Serviceで自動更新しづらくなります。
一方、SharePointやOneDrive上のファイルを利用すると、元データ更新 → Power BIレポート反映 の流れを自動化しやすくなります。そのため、継続運用を前提とする場合は、
クラウド保存を前提に設計するのがおすすめです。
ガントチャートを作成する方法
Power BIでガントチャートを作成するには、まずデータを取り込み、その後カスタムビジュアルを追加します。設定自体は難しくなく、必要な項目をフィールドに割り当てるだけで表示できます。

データの取得
- 今回、準備したExcel Onlineのデータは、SharePointフォルダーのドキュメント内の「Progress」フォルダーに格納しました。
- SharePointサイトの「ホーム」タブをクリックしたときのURLをコピーし、Power BIから接続します。
- Power BIデスクトップの「ホーム」タブ>「データを取得」>「詳細」をクリックし、「SharePointフォルダー」を選択後、「接続」をクリックします。
- 2.でコピーしたURLを「サイトURL」に貼り付けて「OK」をクリックした後、「データの変換」をクリックすると、PowerQueryエディタが開き、データの変換をすることができます。
- PowerQueryエディタが開くと、指定したSharePointサイト上にあるすべてのファイルが表示されているため、ここから対象のファイルを絞り込む必要があります。
- 対象のファイルが絞られるので、一番左のクエリ名(テーブル名)を分かりやすい名前に変更した後、「Content」の右の「Fileの結合」アイコンをクリックします。
- 取り込み対象のテーブルを選択し、「OK」をクリックすると、データが読み込まれます。
- 以上で、SharePointフォルダーに格納したデータが取得できました。
※データを格納するフォルダーは新規に作成し、別のデータを入れないようにします。






一番右にある「Folder Path」列の「▼」>「テキストフィルター」>「指定の値を含む」を選択し、行のフィルターで、格納したSharePointのフォルダー名(今回は「Progress」)を入力し、「OK」をクリックします。



一番左の「Source. Name」列は不要なのでDeleteキーで削除し、「ホーム」タブ>「閉じて適用」をクリックします。

カスタムビジュアルを追加する
- Power BI Desktopには、デフォルトでガントチャートのビジュアルが存在しないため、カスタムビジュアルを取得します。
- 検索ボックスで「Gantt」と検索し、「Gantt Chart by MAQ Software」をクリックします。
「視覚化」ペインの下の三点リーダー(…)から、「その他のビジュアルの取得」をクリックします。
※その他のビジュアルの取得は、Power BI Desktopに、組織アカウントでサインインする必要があります。

「追加する」をクリックすると、カスタムビジュアルを取得できます。
※「Gantt Chart by MAQ Software」はMAQ Softwareによって開発されたカスタムビジュアルです。
※初心者の方は、まずは以下のビジュアルがおすすめです。
● Gantt Chart by MAQ Software
● Gantt 2.2 by xViz
● PowerGantt Chart



フィールドを設定してガントチャートを作成する
追加したガントチャートをレポートキャンバスに配置し、フィールドへデータを割り当てます。
今回利用する「Gantt Chart by MAQ Software」では、主に以下の項目を設定します。



実際には最低限、Category・Start・End の3項目を設定すればガントチャートを表示できます。
以下の項目を設定すると、より実務で使いやすいガントチャートになります。

例えば、ステータスをLegendへ設定すると、完了は水色、進行中は青、未対応はオレンジといった色分けができるため、進捗状況を一目で把握できます。

書式設定で見やすく調整する
ガントチャートは初期状態でも利用できますが、書式設定を調整するとさらに見やすくなります。特に設定したい項目は以下の通りです。

進行中・完了・未着手などを色分けすると、進捗状況を一目で把握できるレポートになります。
※例えば「タイトル」だと以下のようにテキストや、色を変更することができます。
※そのほかにも色々なカスタマイズができますので、自由に変更してください。

目的別!おすすめのガントチャート・カスタムビジュアル3選

Power BIでは標準でガントチャートが用意されていないため、AppSourceからカスタムビジュアルを追加して利用します。ただし、ガントチャート系のビジュアルは複数存在し、
それぞれ得意な用途が異なります。
ここでは、実務でよく利用される代表的な3種類を紹介します。
Gantt Chart by MAQ Software
最も利用者が多い定番のガントチャートです。
本記事で紹介している手順も、このビジュアルを利用しています。
特徴
- 無料で利用可能
- 導入が簡単
- 開始日・終了日を設定するだけで表示できる
- ステータスや進捗率も表示可能
向いている用途
- プロジェクト管理
- タスク進捗管理
- Power BI初心者

Gantt Chart by Microsoft
Microsoftが提供しているガントチャートビジュアルです。
Power BIとの親和性が高く、シンプルな構成で利用できます。
特徴
- Microsoft製で安心
- 軽量で動作が安定
- シンプルなUI
向いている用途
- 社内向けレポート
- シンプルな工程管理
- 小規模プロジェクト

▼設定後のビジュアル例

xViz Gantt Chart
高機能な商用ガントチャートです。
依存関係(前工程・後工程)やクリティカルパスなど、本格的なプロジェクト管理機能を搭載しています。
特徴
- 高度なカスタマイズが可能
- マイルストーン表示に対応
- 依存関係の可視化が可能
- 大規模案件向け
向いている用途
- PMO業務
- 建設・製造業
- 大規模プロジェクト管理

▼設定後のビジュアル例

※一部機能は有償ライセンスが必要です。
迷った場合は、まず「Gantt Chart by MAQ Software」を利用するのがおすすめです。

特別な要件がなければ、MAQ Software版だけで十分に実務利用できます。
特にPower BI初心者の場合は、まずMAQ Software版で操作に慣れるとよいでしょう。
レポートの発行とスケジュール更新設定

ガントチャートが完成したら、Power BI Serviceへ発行し、定期的にデータを更新する設定を行いましょう。
SharePointやOneDrive上のExcelを利用している場合は、元データの更新内容をレポートへ自動反映できます。
レポートをPower BI Serviceへ発行する
レポートが完成したら、Power BI Serviceへ発行します。
手順
- Power BI Desktopの「ホーム」タブを開く
- 「発行」をクリック
- 発行先のワークスペースを選択
- 「選択」をクリック
発行が完了すると、Power BI Service上でレポートを閲覧できるようになります。
※Power BI Serviceを利用するには、組織アカウントでサインインしている必要があります。


スケジュール更新を設定する
レポートを発行したら、セマンティックモデルの更新設定を行います。
手順
- Power BI Serviceでワークスペースを開く
- 対象のセマンティックモデルを選択
- 「設定」をクリック
- 「スケジュールされている更新」を開く
- 「オン」にして、更新頻度や更新時刻を設定し「適用」を選択。


設定した時刻になると、Power BIが自動的にデータを更新し、ガントチャートにも最新情報が反映されます。
スケジュール更新前の確認ポイント

「スケジュール更新」が設定できない場合は、まずデータソースの資格情報を確認してみましょう。
よくあるエラー:ガントチャートがうまく表示されない時のチェックリスト

Power BIでガントチャートを作成する際、「バーが表示されない」「日付がおかしい」といったトラブルが発生することがあります。
まずは以下のポイントを確認してみましょう。
開始日・終了日のデータ型を確認する
開始日や終了日が「テキスト型」になっていると、ガントチャートは正しく表示されません。
「データビュー」または「Power Query」で、開始日・終了日が日付型になっていることを確認しましょう。
必須フィールドが設定されているか確認する
ガントチャートでは、最低限以下の項目が必要です。

まずはこの3項目だけで表示できるか確認してみましょう。
開始日と終了日の設定ミスがないか確認する
終了日が開始日より前になっている場合や、日付が空欄の場合は正常に表示されません。Excel側で日付の整合性を確認しておきましょう。
権限や設定によるエラーを確認する
ガントチャートが追加できない場合や、Power BI Serviceでデータが更新されない場合は、権限や設定が原因の可能性があります。
以下の項目を確認してみましょう。

特に組織のポリシーによっては、カスタムビジュアルの利用やデータ更新が制限されている場合があります。
設定に問題が見当たらない場合は、Power BI管理者へ確認してみましょう。
まとめ

Power BIのガントチャートは、カスタムビジュアルを利用することで簡単に作成できます。開始日・終了日を含むタスクデータを準備し、フィールドを設定するだけでプロジェクトの進捗状況を視覚化できます。
また、SharePointやOneDriveと組み合わせることで、自動更新による運用も可能です。
ぜひ業務の進捗管理や情報共有に活用してみてください。
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