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B2B Marketing Analyticsのエンゲージメントダッシュボードについて解説!

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マーケティング施策を実行する際、メールなどで顧客にアプローチをしても、エンゲージメントが低ければあまり有効な施策とは言えません。
Salesforceが提供するCRM Analytics アプリケーションである、B2B Marketing Analyticsに標準で入っているエンゲージメントダッシュボードを活用すれば、顧客のエンゲージメントに関するデータをダッシュボードで見やすく整理し、より深いインサイトを得ることができます。
今回の記事では、B2B Marketing Analyticsのエンゲージメントダッシュボードについて解説します。

B2B Marketing Analyticsとは


B2B Marketing Analyticsとは、マーケティングデータやセールスデータをビジュアライズ化し、データ分析を容易にする、Salesforce基盤のCRMアナリティクスアプリのことです。B2B Marketing AnalyticsではSalesforceやMarketing Cloud Account Engagement(旧Pardot)、さらにはサードパーティシステムと連携してデータを取り込むことができ、マーケティング活動の中で何が収益向上につながっているか、膨大なマーケティングデータから深く掘り下げることができるようになっています。

エンゲージメントダッシュボードとは

B2B Marketing Analyticsで使用できる標準ダッシュボードの一つに、エンゲージメントダッシュボードがあります。エンゲージメントダッシュボードとは、その名の通りエンゲージメントの概要を視覚化できるダッシュボードです。
エンゲージメントダッシュボードの中には、下記3つの標準ウィジェット(※ウィジェット=ダッシュボードを構成するコンポーネント)が含まれています。

リストメールエンゲージメントウィジェット・メールテンプレートウィジェット

送信したマーケティングメールの総数や開封率、ユニーククリック数といったメールに関するデータを表示可能。

フォームエンゲージウィジェット

フォームのビューの数やフォーム登録数などフォームに関するデータを表示可能。

ランディングページエンゲージメントウィジェット

ランディングページのビュー数や登録数などランディングページに関するデータを表示可能。

各標準ウィジェットにどんな項目があるかは後のセクションで後述します。

エンゲージメントダッシュボードを使用するには

エンゲージメントダッシュボードはB2B Marketing Analytics標準のダッシュボードであるため、少ない手順ですぐに使うことができます。

エンゲージメントダッシュボードを使用する方法

①B2B Marketing Analyticsアプリを有効化する(詳細については「B2B Marketing Analyticsとは?設定方法や使い方を解説!」記事を参照ください)
②CRM Analyticsからデータマネージャを開き、B2B Marketing Analyticsにデータを同期する
③作成したB2B Marketing Analyticsアプリを開き、Dashboards>Engagement Dashboardsを選択する

エンゲージメントダッシュボードの標準ウィジェット


エンゲージメントダッシュボードに標準で含まれているウィジェットでは、以下の数値指標を用いてデータを表示することが可能です。

リストメールエンゲージメントウィジェット・メールテンプレートウィジェット

リストメールとは、メールの一斉送信が可能なSalesforceの標準機能です。
リストメールのエンゲージメント情報を表示できるリストメールエンゲージメントウィジェットでは、以下の数値指標を使用することができます。

  1. List Emails Sent(送信済みリストメール)
  2. 送信済メールの合計数。

  3. Total Opens(開封総数)
  4. 開封されたメールの合計数。

  5. Unique Open Rate(ユニーク開封率)
  6. メールの開封数に対する、ユニークな開封の割合。

  7. Unique Opens(ユニーク開封数)
  8. メールを開封したプロスペクトの合計数。

  9. Total CTR(総CTR)
  10. 配信されたメールに含まれているリンクのクリック率。

  11. Spam Rate(スパム率)
  12. 全ての送信メールのうち、迷惑メールとして報告された数の割合。

  13. Opt-Outs(オプトアウト)
  14. マーケティングメールの配信を希望せず、配信解除のリンクをクリックしたプロスペクトの合計数。

  15. Bounce Rate(バウンス率)
  16. 配信済みのメールに対するバウンスメール(配信できなかったメール)の割合。

  17. Unique Clicks(ユニーククリック数)
  18. ユニークなクリックの合計数。

  19. Total Bounces(バウンス総数)
  20. 配信できなかったメールの合計数。(一時的な問題によりメールが届かないソフトバウンス、恒久的な理由でメールが配信できないハードバウンスどちらも含む)

フォームエンゲージメントウィジェット

フォームとは、姓名やメールアドレス等の入力欄を設けてビジターに情報を入力させることで、匿名のビジターから身元の分かるプロスペクトに変換させる機能のことです。フォームハンドラーという機能を使うことで、Account Managementから作成したフォームだけでなく、外部のフォームや既存のフォームをそのまま使用することも可能です。
フォームのエンゲージメント情報を表示できるフォームエンゲージメントウィジェットでは、以下の数値指標を使用することができます。

  1. Total Submission Rate (合計登録率)
  2. フォームビューの合計数に対する完了されたフォーム登録の割合。

  3. Form Conversion Rate (フォームコンバージョン率)
  4. フォーム登録の合計数に対する、フォーム経由でコンバージョンされたビジターの割合。

  5. Total Views (総ビュー数)
  6. フォームの閲覧数。

  7. 総登録数
  8. フォームの登録が完了した数。

  9. Form Submissions (フォームの登録)
  10. フォームの登録数。

  11. Handler Submissions (ハンドラーの登録)
  12. フォームハンドラーより登録されたフォームの数。

ランディングページエンゲージメントウィジェット

ランディングページとは、ビジターがリンクや広告をクリックし遷移するWeb ページのことです。一般的に、広告や、検索キーワードに関連した固有のコンテンツが表示されます。
ランディングページのエンゲージメント情報を表示できるランディングページエンゲージメントウィジェットでは、以下の数値指標を使用することができます。

  1. Unique Views (ユニークビュー数)
  2. ランディングページのユニークビュー数。

  3. Total Submission Rate (合計登録率)
  4. ランディングページのビュー数に対する登録されたランディングページの割合。

  5. Total Views (総ビュー数)
  6. ランディングページの総閲覧数。

  7. 総登録数
  8. ランディングページの総登録数。

まとめ

今回は、B2B Marketing Analyticsの標準ダッシュボードの一つであるエンゲージメントダッシュボードについて解説しました。

メールやフォームを通じた顧客のエンゲージメントの解析はマーケティング施策の有用性を確かめるためにも非常に重要です。
マーケティング施策の効果を最大化するためにも、エンゲージメントダッシュボードを活用し、顧客のエンゲージメントを高めていきましょう。

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