Account Engagement(旧Pardot)でアンケート実施と情報管理をする方法の紹介
#pardot #Account Engagement #アンケート
目次
- 1. アンケートでわかること
- 1.1 顧客のニーズと要望の把握
- 1.2 顧客の意見とフィードバック
- 1.3 市場調査と競合分析
- 1.4 マーケティング戦略の立案アンケートを実施することで、新しい製品やサービスの開発、既存製品の改善、顧客満足
- 2. アンケートを実施する手順
- 2.1 アンケートの目的の整理
- 2.2 アンケートのシナリオの準備
- 3. Account Engagementを使ってアンケートを作成する方法
- 4. Account Engagementと外部アンケートフォームを統合する方法
- 5. アンケートを実施する方法
- 6. Account Engagementで情報管理する方法
- 6.1 リードの行動情報
- 6.2 顧客の行動情報
- 6.3 メールの開封状況
- 6.4 Webページのクリック状況
- 6.5 Webページの滞在時間
- 7. まとめ
デジタル化が進んでいる昨今は訪問営業ではなくオンラインを介したコミュニケーションが当たり前となりました。
MAツールのAccount Engagement(旧Pardot)では、メールやWebサイトなどに焦点を当てた施策を展開できます。
見込み客へのステップメール配信では、見込み客の抱える具体的な要望や課題の抽出がメールコンテンツの精度を高めます。
そこで見込み客の要望や課題の抽出に役立つ施策がアンケート実施です。
アンケートを実施して、入手した顧客情報を管理することがAccount Engagementの活用ポイントです。
今回は、Account Engagementで「アンケートを実施できるのか?」について方法を解説します。
また、アンケートで集められた情報の管理についても説明するので参考にしてみてください。
アンケートでわかること
アンケートは、企業や組織が顧客や利害関係者からの貴重なフィードバックを収集するための重要な手法です。
顧客のニーズや意見を把握し、事業戦略を策定するための有益な情報源となります。
アンケートを通じて得られる以下4つの情報について詳しく見ていきます。
- 顧客のニーズと要望の把握
- 顧客の意見とフィードバック
- 市場調査と競合分析
- マーケティング戦略の立案
顧客のニーズと要望の把握
アンケートは、顧客が求めるサービスや商品、またはその改善点について理解するための優れた手段です。
顧客のニーズを的確に把握することは、市場競争において重要な要素です。
度の向上などにつながる情報を収集することができます。
顧客の意見とフィードバック
アンケートは、顧客から直接的な意見やフィードバックを得る手段としても役立ちます。製品やサービスの利便性、品質、価格設定、顧客サポートなどに関する意見を集めることで、顧客が求める改善点や重視する要素を把握することが可能です。
これにより、顧客満足度の向上やロイヤルティの醸成につながる施策を打つことができます。
市場調査と競合分析
アンケートを実施することで、市場調査や競合分析に活用できる情報を収集することができます。
顧客の嗜好やトレンド、市場動向を把握し、競合他社との比較を行うことで、市場戦略や製品戦略を立案するための重要な情報を取得することができます。
これにより、自社の強みや改善点を明確にし、市場での競争力を高めることが可能です。
マーケティング戦略の立案アンケートを実施することで、新しい製品やサービスの開発、既存製品の改善、顧客満足
アンケートを通じて得られる情報は、マーケティング戦略の立案にも大きく寄与します。顧客のニーズや嗜好を把握し、それに基づいてターゲット広告を展開したり、効果的なキャンペーンを計画したりすることができます。
また、市場環境の変化や顧客の行動パターンの把握を通じて、将来のトレンドに対応する戦略を策定することも可能です。
アンケートを実施する手順
アンケートの実施はマーケティング活動において重要な要素です。
効果的なアンケートを作成する手順を詳しく見ていきます。
アンケートの目的の整理
アンケートを作成する前に、まずはっきりとした目的を設定することが重要です。
目的が明確であれば、必要な情報や質問事項をより具体的に考えることができます。
例えば、新商品の開発に関する調査や顧客満足度の把握など、目的に合わせたアンケート内容を検討します。
アンケートのシナリオの準備
アンケートの準備段階では、アンケート結果をどのように活用するかを含むシナリオを構築します。
これには、アンケートの配布方法や回答数の見込み、得られたデータを活用したアクションプランを考えることが含まれます。
シナリオを事前に設計することで、アンケート実施後の迅速な行動への移行がスムーズになります。
Account Engagementを使ってアンケートを作成する方法
アンケートを作成する手順を解説します。
- 「コンテンツ」→「フォーム」からフォーム画面を開き、フォームを追加を選択します。
- 名前・フォルダー・キャンペーンの入力する
- アンケート項目を追加します。「+新しい項目」で追加項目を設定します
- レイアウトテンプレートからフォームデザインを選択する
- 完了アクションでお礼メッセージ、お礼コードを入力する
- 確認後、保存を選択する
※参考:Account Engagementフォーム画面
※参考:Account Engagement新規フォーム作成画面
Account Engagementと外部アンケートフォームを統合する方法
Account Engagementは、外部アンケートフォームと統合することが可能です。
手順を解説します。
- 外部アンケートフォームを作成します
- Account Engagementで「コンテンツ」→「フォームハンドラー」を開きます
- フォームハンドラーで「+form handlerを追加」を選択します。
- フォームハンドラー作成画面で、名前・キャンペーンなど必要な項目入力します。
- 成功した場所に、外部フォームのURLを記載します。
- 外部フォームから取得したい項目をAccount Engagementのプロスペクト項目とマッピングします
- Account Engagementのフォームハンドラーを作成後、該当フォームのエンドポイントURLをコピーします
- 外部フォームコード内のURLをコピーしたエンドポイントURLに変更します
※参考:Account Engagementフォームハンドラー画面
※参考:Account Engagementフォームハンドラー作成画面
アンケートを実施する方法
Account Engagementでアンケートを実施するには、連携可能な外部サービスの導入が必要です。
アンケートサービスの大手「クリエイティブサーベイ株式会社」では、Salesforce製品の連携が可能な「CREATIVE SURVEY for Salesforce」を提供しています。
https://appexchangejp.salesforce.com/appxListingDetail?listingId=a0N3A00000FMiETUA1
アンケートの実施に向けて、CREATIVE SURVEY for SalesforceとAccount Engagementの連携でどのような成果を得られるのか、について紹介します。
CREATIVE SURVEYを使ったアンケート実施は、某建築会社の活用事例が参考になりました。
メルマガから見込み客とコミュニケーションをとり情報収集へとつながりました。
Account EngagementとCREATIVE SURVEY for Salesforceの連携は、実際に導入することで次の成果を得られたとのことです。
- メルマガシナリオに組み込んだアンケート活用
- アンケートから顧客の知りたい情報や現状の課題の収集
- 属性で絞った顧客に向けたパーソナライズな情報提供
- LINEでつながる顧客とのヒアリング
- 社内他部署との情報連携
事例参考URL:https://jp.creativesurvey.com/use-case/case-62/
Account Engagementで情報管理する方法
MAツールにおける情報管理は、顧客行動を数値化して管理します。
通常は、行動トラッキングでマーケティングに必要な情報を管理するイメージです。
- リードの行動情報
- 顧客の行動情報
- メールの開封状況
- Webページのクリック状況
- Webページの滞在時間
アンケートも、情報を入手するひとつの施策です。
施策に対しての行動からプロスペクトやリード(見込み客)の属性をさらに絞り込みます。
リードの行動情報
リードの行動は、獲得から成約までのプロセスごとにデータを入手できます。
Account Engagementでは、トラッキングやスコアリングによって、プロセスごとの情報を管理します。
顧客の行動情報
顧客の行動情報では、すでにビジネスを利用している顧客まで対象範囲が広げられます。一度、サービスを利用した既存顧客のリピーター化に役立つ情報です。
見込み客の育成も既存顧客のリピーター戦略もナーチャリング(育成)機能で、その都度データを集められます。
集めたデータは、マーケティング活動に役立てるため、情報を蓄積していくイメージです。
メールの開封状況
情報管理では、メールの開封状況なども開封数や開封率で評価できます。
開封率の低い「件名」や配信時間などの見直しにも役立ちます。
Webページのクリック状況
Account Engagementは、施策のひとつにランディングページを使うため、Webページのクリック状況も情報管理のひとつの指標となります。
Webページに設置した申し込みフォームやボタンなどからクリックして資料請求するまでの導線上のコンテンツを評価できます。
そのデータは、今後の施策の参考として活用できます。
Webページの滞在時間
Webページのクリック数とあわせて重要な指標が、Webページの滞在時間です。
滞在時間の長さなども作成したコンテンツの品質の指標として役立てられます。
また、そのデータは、新規作成するコンテンツにも生かされるでしょう。
まとめ
Account Engagementを使用したアンケート実施には、明確な目的設定、適切な質問設計、データ保護、結果の分析と活用、透明性と報告、改善とフィードバック収集が必要です。
これらを遵守し、効果的なアンケートを実施して、ビジネスや顧客関係の向上につなげていきましょう。
見込み客との商談では、さまざまな切り口が必要になっています。
その切り口の精度を上げるには、パーソナライズ性の高い施策が必要です。
Account Engagementは、外部ツールとの連携でアンケートを介した見込み客の情報入手にも役立ちます。
入手した情報は、次の施策に生かして絞り込みが可能です。
単なる情報の蓄積だけではなく、見込み客を評価して最適な施策にするための情報管理です。
また、それら見込み客などの情報は、Salesforce製品とシームレスな連携に役立てられます。
Account Engagementを起点にビジネスの可能性を広げてみてはいかがでしょうか。
<MAツール運用>
弊社ではAccount Engagement(旧:Pardot)の導入から運用・課題解決までフルサポートさせていただいています。
自社で詳しい人間がいない、設定が大変な方はぜひお気軽にお問い合わせください。
>>Account Engagement(旧:Pardot)についてはこちらのページで詳しく紹介しています。
<MAツール運用>
弊社ではAccount Engagement(旧:Pardot)の導入から運用・課題解決までフルサポートさせていただいています。
自社で詳しい人間がいない、設定が大変な方はぜひお気軽にお問い合わせください。
>>Account Engagement(旧:Pardot)についてはこちらのページで詳しく紹介しています。