Account Engagement(旧:Pardot)にログインできない場合に確認すべき11のポイント
#pardot #Account Engagement #ログインできない
目次
「Account Engagement(旧:Pardot)にログインできない」
「急にログインできなくなった、原因がわからない」
Account Engagementにログインできなくてお困りではないでしょうか?
とくに久しぶりのログインでエラーになるケースは多いことでしょう。Account Engagementのログイン環境は大きく変更しています。
Account Engagementユーザは、2021年2月15日以降からSSO経由のログインとなりました。SSO(シングル・サイン・オン)とは、1つのユーザ認証を複数のシステムで利用可能にする認証システムのことです。
SSO経由への変更により、Account Engagementは直接的な認証ができなくなりました。すべてSSOを通して認証します。たとえば、パスワードのリセットなどもAccount Engagementでは直接的にできなくなりました。パスワードのリセットについては、Salesforce上で行う必要があります。
今回の記事は、Account Engagementにログインできないときの確認ポイントの紹介です。
11の確認ポイントを紹介する前に、2021年2月15日からAccount Engagementへのログインは、Salesforceの認証情報のみ利用できる変更点をふまえておきましょう。そのうえで参考にしてみてください。
Account Engagementにログインできない原因と対処法
メールアドレスがわからない
Account Engagementにログインできないケースとして、メールアドレスがわからないことも考えられます。ログイン用のメールアドレスが不明なときは、SalesforceまたはAccount Engagementの管理者に問い合わせることが必要です。2021年2月15日からAccount Engagementへのログインは、Salesforceの認証情報のみ利用できるように変更されています。
パスワードがわからなくなった
Account Engagementのログインパスワードがわからなくなった場合は、Salesforceのパスワード再設定方法を利用しましょう。パスワードがわからない場合は、リセットが必要になることも考えられます。手順は次のとおりです。
- Salesforceログインページの「パスワードをお忘れですか?」を選択
- 秘密の質問に答える
- 秘密の質問の回答が正解であれば、新しいパスワードが発行される
「パスワードをお忘れですか?」のリンクが有効になっていない標準ユーザの場合は、システム管理者に問い合わせましょう。
システム管理者がパスワードを忘れてしまった場合は、Salesforceのサポートへ連絡が必要です。サポートから届くパスワードリセットメールは、セキュリティの「秘密の質問」をスキップできます。リセットメールにより、パスワードのリセットの手続きを実行できます。
秘密の質問の回答がわからない
秘密の質問の回答がわからない標準ユーザは、システム管理者に問い合わせてみましょう。システム管理者の場合は、電話サポートも利用できます。秘密の質問は、正常にログイン完了後、再設定が可能です。秘密の質問は、次のように再設定します。
- 自分のアイコンを選択
- 「設定」を選択
- 「クイック検索」ボックスに「変更」を入力
- 「私のパスワード」を選択
- 既存パスワードを入力
- セキュリティ用の質問リストから選択
- 秘密の質問の答えを入力
- 「保存」で完了
ユーザ名が作成されていない
Account Engagement管理者がユーザ名を作成していない場合は、ログインできません。「あなたのユーザ名がまだ作成されていません」と表示されます。この場合は、Account Engagement管理者に問い合わせが必要です。
Account Engagementユーザから削除されている
Account Engagement管理者が何らかの要因で誤ってユーザを削除してしまった場合もエラーとして考えられます。ユーザとして削除されていれば、ログインできません。この場合は、Account Engagement管理者へ再設定を依頼しましょう。
レスポンスパラメーターがありません
Account Engagementのログインエラーでは、「Response Parameter is missing(レスポンスパラメーターがありません)」と表示されてログインできないこともあります。エラーの原因は、ログインページの下部にある「reCaptcha」にチェックが入っていないままログインしたことです。解決策として、「私はロボットではありません」にチェックを入れてもう一度ログインしてみましょう。
ユーザレコードの凍結
Account Engagementでは、ユーザレコードの凍結によりログインできなくなることが考えられます。Account Engagementにログインできなくて、システム管理者にパスワードのリセット依頼をしたにもかかわらず、ログインできない場合です。
システム管理者がパスワードリセットしても、標準ユーザがログインできない場合はユーザレコードの凍結が考えられます。ユーザレコードの凍結の場合は、問題のユーザを選択して「凍結解除」を実行しましょう。「凍結解除」の実行後に、ログイン許可の再発行が必要です。
パスワードリセットのリンク切れ
Account Engagementにログインできない原因として、パスワードリセットのリンク先の期限切れが起きている可能性もあります。その際は、直接ログインページへのアクセスを試してみることが必要です。WebブラウザのURL入力に直接以下のアドレスを入力してみましょう。
ログインURL:https://login.salesforce.com/
ブックマークのURLが間違っている
Account Engagementのログインページをブックマークに登録していた場合、ブックマークのURLが間違っているためログインできないこともあります。その際は、ブックマークを削除して新規登録してみましょう。既存のログインURLが間違っている場合は、置き換えでログインできるようになります。
「https://login.salesforce.com からのログインを防止」が有効になっていなければ、カスタムドメインのURLではなく、次の2つのURLを入力してみましょう。
http://login.salesforce.com/
http://test.salesforce.com/
Salesforceのcookieをブロックしている
Salesforceのcookieがブロックされている場合は、ログインができません。使用中のWebブラウザがSalesforceのcookieをブロックしているケースです。
対処法は、Webブラウザのcookie設定でSalesforce.comからのcookieに対して「許可」となっているか確認してみましょう。または、cookieを削除してから再度設定し直す必要があります。
API限定ユーザの権限を確認する
Account Engagementにログインできないときは、API限定ユーザの権限を確認してみることも方法の1つです。API限定ユーザの権限は、システム管理者への確認事項となります。
API限定ユーザの権限が有効になっていると、標準ユーザはSalesforceにログインできません。その際は、API限定ユーザの権限を削除する必要があります。
Salesforce ClassicのAPI限定ユーザ権限を削除する手順
- プロファイルに移動
- 「設定」を開く
- 「ユーザの管理」を選択
- 「プロファイル」を選択
- ログインできないプロファイルの「編集」を選択
- 「API限定ユーザ」の選択を解除
- 「保存」を選択して完了
Lightning ExperienceのAPI限定ユーザ権限を削除する手順
- プロファイルに移動了
- ギアボタンを選択了
- 「設定」を開く了
- 「ユーザの管理」を選択了
- 「プロファイル」を選択了
- ログインできないプロファイルの「編集」を選択了
- 「API限定ユーザ」の選択を解除了
- 「保存」を選択して完了了
Account Engagementユーザ以降の概要:
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=000353746&type=1&language=ja
まとめ
今回は、Account Engagementのログインできないときの確認すべきポイントについて、11のケースを紹介しました。Account Engagementのログインは、SSOで統合された認証方法となったため、Salesforceのログイン方法として認識しておくことが大事です。エラーの状況はそれぞれ異なります。標準ユーザの場合は、システム管理者へ問い合わせてみることが必要です。システム管理者は、Salesforceサポートに問い合わせる前の参考として活用してみてください。
<MAツール運用>
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