ブログ

オープンデータの分析に役立つ資格とは?データ分析に必要な知識も紹介!

#分析 #オープンデータ #資格

国や地方自治体が公開するオープンデータには、医療や環境、経済などの生活に関する膨大なデータが集約されています。誰でも二次利用が可能なので、オープンデータを上手く活用することで、ビジネス戦略の策定や新たな価値の創出に役立ちます。

しかし、オープンデータはデータセットによって形式が様々です。有用なデータが手元にあったとしても、分析方法が分からなければ、正しく活用できません。そこで、データ分析に特化した資格を取得することで、オープンデータを有効活用できる能力を身につけましょう。

この記事では、オープンデータの分析に役立つ資格について、解説します。オープンデータの分析に必要なスキルを網羅しているので、ぜひ参考にしてみてください。

オープンデータを分析する2つのメリット


民間企業や病院などがオープンデータを分析することで、以下のようなメリットが得られます。オープンデータは公共団体のホームページなどで無料公開されているため、データを入手するためのコストはかかりません。コストがかからずに事業利益に直結するので、オープンデータ事業への参入は高い効果が期待できます。

新たなサービスを立ち上げられる

オープンデータを分析することで、国民の生活の実態が浮き彫りになります。インターネットなどを通じて情報提供する新たなサービスを構築することで、国民の日常生活に関わる重大な分析結果であればあるほど、事業利益に繋がりやすくなるでしょう。

特に医療分野のオープンデータは、国民の健康に関わる内容なので、需要が高いです。国民の健康状態や医療機関の分布などを示すことで、ユーザーの正しい行動喚起に繋がり、事業利益が向上するだけでなく、国民の健康寿命を高める効果ももたらします。

既存ビジネスをアップデートできる

オープンデータを分析するもう一つのメリットは、既存ビジネスのアップデートです。オープンデータの分析結果をエビデンスとして示すことで、ユーザーが受け取る既存ビジネスに対する説得力が増します。オープンデータの分析結果がエビデンスに最適な理由は、以下のとおりです。

公共団体による高い信頼性に裏付けされたデータであるため
データのサンプル数が膨大な量であるため

また、オープンデータは顧客分析にも役立ちます。地域・年齢ごとのサービスの需要を把握できるので、サービスを提供するのに最適なターゲット層が特定できるのです。

オープンデータ分析に欠かせない3つのスキル


ITに詳しくない方であれば、オープンデータを分析するためにどのようなスキルが必要になるのか、分からないのではないでしょうか。オープンデータの分析には、主に以下の3つのスキルを習得する必要があります。

データを最適な形式に加工するスキル

オープンデータは、取得してそのまま分析できるわけではありません。まずは、分析しやすい形に加工する必要があります。また、オープンデータは膨大な数のデータを含んでいるので、一つ一つ加工していくとキリがありません。一括で適切な形に加工できる正規表現やプログラミングのスキルが必要になるでしょう。

データベースに関するスキル

大量にあるデータを抽出しやすいようにコンピュータ上に整理した、データベースに関するスキルも必要です。加工したオープンデータのデータセットをデータベースにインサートすることで、あらゆる条件に合致するデータを抽出することが可能になります。また、データベースに対して指示を出すためのSQLの知識も必要になるでしょう。

機械学習に関するスキル

オープンデータの膨大なデータを学習し、データに隠れたパターンを見つけるために、機械学習のスキルも必要です。機械学習は人工知能(AI)分野に含まれ、オープンデータのような大量のデータの解析に特化しています。新たなデータに対して、既存のオープンデータから導き出したパターン群の中から類似しているパターンを検出できるのです。

データ分析初心者が資格を取得するメリットとは


上記で挙げたようなオープンデータの分析に必要なスキルは、関連する資格を取得することで、習得できます。データ分析の初心者が、資格を取得するメリットは以下のとおりです。

  • 学習目標が明確になる
  • データ分析に必要なスキルが効率よく身に付く
  • オープンデータの分析スキルを証明できる

データ分析に関する書籍を読み漁るよりも、資格取得という明確な目標がある方が、学習のモチベーションが持続します。また、資格ごとに得られるスキルが決まっているので、資格の勉強がスキル習得への最短ルートになります。社内外問わず、データ分析に長けていることを証明できることも大きなメリットです。

オープンデータの分析に役立つ資格5選


先述したオープンデータの分析に必要なスキルを養うためには、以下の5つの資格を取得するのが最適です。難易度が高い資格も含まれているので、先に下位資格を取得するという選択肢もあります。

1.G検定

AI・ディープラーニングを事業に活用するために必要なスキルが問われる資格です。類似している資格にエンジニア向けのE検定がありますが、オープンデータの分析には、ビジネス向けであるG検定が適しています。試験時間に対して、問題数が多いのが特徴です。

出題形式 選択式
試験時間 120分
受験資格 なし
試験時期 年3回(3月・7月・11月)
難易度 ★★★☆☆

 

2.Tableau Certified Data Analyst

データ分析のプラットフォームであるTableauに関するスキルが問われる資格です。Tableauは、オープンデータの分析フローを豊富な機能からサポートしてくれます。データ分析初心者が当資格を取得することで、効率的な分析が可能になるでしょう。実際にTableau製品を触ってみて、それぞれの機能を体験することで、資格取得に繋がるだけでなく、オープンデータの分析に役立つヒントが得られるかもしれません。

出題形式 知識・実技
試験時間 120分
受験資格 なし
試験時期 年中受付
難易度 ★★★☆☆

 

3.データサイエンティスト検定

データ分析を通して、ビジネスの価値を最大化するスペシャリスト「データサイエンティスト」に必要なスキルを問われる資格です。統計学や数学、機械学習、データ処理、SQLなど、データ分析に必要な知識全般を習得できます。G検定の内容と共通している部分もあるので、G検定取得後のステップアップとして受けると良いでしょう。

出題形式 選択式
試験時間 90分
受験資格 なし
試験時期 年2回(春/秋)
難易度 ★★★★☆

 

4.ORACLE MASTER Silver DBA

数あるデータベースの中でも世界的にトップクラスのシェアを誇る、オラクルデータベースに関する資格です。オラクルシルバー以上の資格は、世界基準の資格として認められているので、分析スキルを証明する上でも有用な資格と言えるでしょう。当資格を取得することで、企業におけるデータベースの運用管理や基本的なSQLに関するスキルが身に付きます。

出題形式 選択式
試験時間 150分
受験資格 なし
試験時期 年中受付
難易度 ★★★★☆

 

5.データベーススペシャリスト試験

経済産業省のIT政策実施機関「IPA」が主催する、データベースを活用して、膨大なデータ分析を行う企業担当者に最適な国家試験です。データベースの開発・運用・保守についての深いスキルが得られます。合格率約17%という高度な資格になるため、下位資格である「ITパスポート試験」や「基本情報技術者試験」から受けるのもおすすめです。

出題形式 選択式・記述式
試験時間 午前:50分+40分 午後:90分+120分
受験資格 なし
試験時期 年1回(秋)
難易度 ★★★★★

 

まとめ|オープンデータの分析力は資格取得で身に着けよう


国民の生活に関する膨大なデータが含まれたオープンデータを活用することで、新たなサービスの立ち上げや既存ビジネスのアップデートに役立ちます。オープンデータの分析力を習得するためには、データ分析に特化した資格を取得するのがおすすめです。

この記事で紹介した資格を取得し、オープンデータを分析することで、事業利益の向上に繋げてみてください。

<医療系オープンデータ>
弊社では、医療系オープンデータとして
・医療機関マスタ(医科、歯科、薬局)
・DPCデータ
・病床機能報告データ
をご用意しております。

【医療機関マスタ】
厚労省のオープンデータ「コード内容別医療機関一覧表」をもとに作成した医療機関マスタをご提供しています。ご興味のお持ちの方は、お気軽に下記フォームよりお問合せ下さい。
>>無料版の詳細はこちら!
無料版は医療機関(病院・クリニック等)、医薬・医療機器のメーカー・販売会社の方限定です。

>>有料版の詳細はこちら
有料版は、二次医療圏や経営体情報、緯度経度など詳細情報を付与したデータです。カスタマイズも可能です。

【DPCデータ提供サービス】
>>詳しくはこちら

【病床機能報告データ提供サービス】
>>詳しくはこちら

<無料オンラインセミナー開催中!>
弊社ではSalesforceやBIツール、MA、オープンデータなどの活用方法に関する無料オンラインセミナーを実施しています!
>>セミナー一覧はこちら

CONTACT
お問い合わせ

ご相談やご依頼、病院マスタなどについてのお問い合わせはこちらのお問い合わせフォームから。

サービスなどについてのお問い合わせ 病院マスタについてのお問い合わせ

メールお問い合わせ