Account Engagement(旧:Pardot)×ChatGPTでマーケティングを加速する方法!メリットを解説
#pardot #Account Engagement #ChatGPT
目次
- 1. ChatGPTにできること
- 1.1 広告文の作成
- 1.2 パンフレットの案内文の作成
- 1.3 Webページのテキスト作成
- 1.4 メール文の作成
- 1.5 説明書・ノウハウの作成
- 1.6 FAQテキストの作成
- 1.7 Excelの操作方法作成
- 1.8 言語ごとのプログラムコード作成
- 1.9 シナリオ作成
- 2. Account Engagement(Pardot)のコンテンツをChatGPTで加速する方法
- 3. ChatGPTの見解:API連動でマーケティングを加速
- 3.1 1:ChatGPTのAPI設定
- 3.2 2:カスタムオブジェクトの作成
- 3.3 3:相互連動
- 3.4 4:相互応答の処理
- 4. カスタマイズの一例:ABテスト機能へのChatGPT活用
- 4.1 ABテスト
- 4.2 ABテストでChatGPTに連動する項目
- 5. ChatGPTを使う際の注意点
- 5.1 取りあつかう情報が2023年4月以前であること
- 5.2 正しくない情報を返すこと
- 6. まとめ
最近では、ChatGPTの登場から生成AIのビジネス活用が話題となっています。
生成AIの力で作成するテキストは、人間の能力以上の精度でコンテンツを作成します。
ChatGPTは、ツールの操作方法や活用例などを人間では太刀打ちできないほどの速度で作り上げます。
では、生成AIの持つ能力をマーケティングオートメーションツールに生かすことはできないでしょうか。
今回の記事では、ChatGPTを使ってAccount Engagement(Pardot)の運用がどれだけ優位になるかについて解説します。
Account Engagement(Pardot)のコンテンツをChatGPTで効率化できるのかと検索している方は、ChatGPTぜひ参考にしてみてください。
ChatGPTにできること
ChatGPTは、メールアドレスの認証だけで無料利用できる生成AIツールです。
高度な自然言語処理が可能な対話型AIとのコミュニケーションを楽しめます。
生成AIのChatGPTにできることは、さまざまです。
現在できることも将来的な拡大が考えられます。
ビジネスの視点から考えると、次のような場面で活用できるのではないでしょうか。
- 広告文の作成
- パンフレットの案内文の作成
- Webページのテキスト作成
- メール文の作成
- 説明書・ノウハウの作成
- FAQテキストの作成
- Excelの操作方法作成
- 言語ごとのプログラムコード作成
- シナリオ作成
それぞれ解説と、ChatGPTを実施した結果もいくつか紹介します。
広告文の作成
ChatGPTを用いて広告文を作成することは、短期間で効果的なコピーを生成する手段です。
たとえば、新製品の魅力を伝える広告キャンペーンのテキストをChatGPTで生成することで、商品の特長を的確に伝え、顧客の興味を引くことができます。
以下にAccount Engagement(Pardot)、Chat GPTの広告文を要求した結果を記載します。
作成された広告文を参考にすることができます。
参考:ChatGPTを使用した回答例
パンフレットの案内文の作成
パンフレットの案内文作成にChatGPTを活用することで、わかりやすく魅力的な案内文を迅速に生成することが可能です。
特定の製品やサービスに関する要点を簡潔にまとめ、読み手に魅力を伝えるような内容を生成できます。
パンフレットの案内文を要求した場合の結果を記載します。
パンフレットの案内文が記載されているので、ユーザーは生成された案内文を参考にすることができます。
参考:ChatGPTを使用した回答例
Webページのテキスト作成
Webページのテキスト作成においてもChatGPTは役立ちます。
例えば、特定のサービスや製品の紹介ページを作成する際に、ChatGPTを活用して魅力的で読みやすいテキストを簡単に生成することが可能です。
メール文の作成
マーケティングメールや顧客へのコミュニケーションでChatGPTを活用することで、パーソナライズされたメールを素早く作成できます。
顧客に対して的確で魅力的なメールを送ることができ、コミュニケーションの質を向上させることが期待できます。
説明書・ノウハウの作成
ChatGPTは、製品の説明書やノウハウ文書の作成にも有用です。
特定の手順や情報をわかりやすく整理し、読み手が理解しやすい文書を生成することが可能です。
FAQテキストの作成
FAQページの作成にもChatGPTは役立ちます。
一般的な質問や顧客の疑問に対する回答を素早く作成し、顧客の疑問解決やサポートを充実させることができます。
Excelの操作方法作成
Excelの操作方法やヒント、使い方の解説をChatGPTを利用して作成することができます。
特定の機能や操作手順をわかりやすく説明し、効率的なデータ処理や分析に役立てることができます。
ChatGPTでExcelの操作方法を依頼した実施した結果を以下に記載します。
基本的な操作方法が説明されています。
参考:ChatGPTを使用した回答例
言語ごとのプログラムコード作成
ChatGPTはプログラムコードの生成にも応用できます。
特定のプログラミング言語におけるコードの作成や特定機能の実装において、ChatGPTを利用することで、素早く効果的なコードを生成できます。
画像処理のサンプルプログラムを要求した場合の結果を記載します。
プログラムコードが出力されているのが、わかります。
参考:ChatGPTを使用した回答例
シナリオ作成
ビジネスシナリオの作成にもChatGPTは役立ちます。
新しいビジネスアイディアやプロジェクトの具体的なシナリオを想定し、シナリオを作成する際にChatGPTを活用することで、アイディアを構築しやすくなります。
Account Engagement(Pardot)のコンテンツをChatGPTで加速する方法
ChatGPTをMAツールのAccount Engagement(Pardot)に活用する場合は、どの機能との相性が良いのでしょうか。
たとえば、次のような作業は人間の手で行う必要があります。
- Web広告から誘導した先のコンテンツの作成
- メール文の作成
これらの作業まで自動化できればMAツールとの連携はマーケティング活動を加速させるでしょう。
例としてAccount Engagement(Pardot)の機能でChatGPTにできる部分は、次のとおりです。
メールの作成:メールコンテンツの作成・編集をAIで生成
ランディングページの作成:ページのメインコンテンツの作成・編集をAIで生成
これら作業の自動化は、テキストをChatGPTで生成してAccount Engagement(Pardot)の適所に埋め込むようなイメージです。
ChatGPTの見解:API連動でマーケティングを加速
ChatGPTに直接質問してみた結果では、MAツールと生成AIの連動には、APIを使用したアクセスが必要とのことです。
連動するには、次の手順で進めます。
1:ChatGPTのAPI設定
ChatGPTには、提供元のOpenAI公式サイトでAPIが入手できるとのことです。アクセス権は、APIキーの獲得で取得できます。
※OpenAI公式サイト:https://openai.com/
公式サイトのAPIページに移動して、APIセクションを検出します。
セクション内からChatGPT APIのページへと移動する流れです。
APIリファレンスページ:https://platform.openai.com/docs/api-reference/introduction
【OpenAI APIの認証手順】
- API認証ページへ移動:https://platform.openai.com/account/api-keys
- サービス利用時のアカウントでログインまたは新規アカウント作成
- APIキー取得のリクエスト申請
- 申請による審査と承認待ち(ChatGPT見解)
この手順で、APIキーは取得できます。
2:カスタムオブジェクトの作成
Account Engagement(Pardot)の場合は、別途Salesforce製品との連動ではカスタムオブジェクトの作成で連携できます。作成したカスタムオブジェクトにOpenAIのAPIページで取得したAPIキーの情報などを設置します。
3:相互連動
Account Engagement(Pardot)の実行アクションとChatGPTのAIによる自然言語処理技術を連動させて、実行ごとのAPI呼び出しを可能にします。
4:相互応答の処理
ChatGPTから返される処理は、プロスペクトのデータとしてAccount Engagement(Pardot)内のデータベースに保存する必要があります。
以上の流れがAccount Engagement(Pardot)とChatGPTのAPI連動を説明したものとなります。
ただし、あくまでもChatGPTに質問して得た回答であるため、具体的な実装ではAPIリファレンスとそれぞれの状態で判断する必要があります。
カスタマイズの一例:ABテスト機能へのChatGPT活用
カスタマイズの一例としてAccount Engagement(Pardot)の機能「ABテスト」にChatGPTを連動した例をご紹介します。
連動の目的は、マーケティング活動を加速して、「より多くのリード獲得とコンバージョン率アップ」になります。
ABテスト
対象となるABテスト機能は、以下の流れで実行します。
- 2つのマーケティングアセットを作成(AバージョンとBバージョン)
- 2つのバージョン間で1つの変数の変更を比較
- メール送信で書くバージョンのパフォーマンスを測定
- 結果が優れているバージョンを選定し配信開始する
ABテストでChatGPTに連動する項目
ChatGPTとAccount Engagement(Pardot)のAPI連動が可能であれば、ABテストの件名作成をChatGPTから作成することもいいでしょう。に託せます。
メールの作成において、見込み客が最初に目にする部分は「件名」です。
その「件名」次第で開封となるかが大きな目標でもあります。
Account Engagement(Pardot)によるABテストでは、ChatGPTが生成した「件名」で以下の指標を評価します。
- 開封率
- クリック率
- コンバージョン率
これらの目標を持って、「件名」の比較で評価して、より成果の期待できる施策へと磨き上げるイメージです。
ChatGPTを使う際の注意点
ChatGPTを使う際は、全体的に注意が必要です。
以下の2点を解説します。
・取りあつかう情報が2023年4月以前であること
・正しくない情報を返すこと
取りあつかう情報が2023年4月以前であること
ChatGPTであつかっている情報は、2023年4月以前であることに注意しましょう。ChatGPTは、2023年5月以前に改変された情報や、実施されたイベントなどの情報を保有していない仕様です。
たとえば、ChatGPTに2023年年末開催のイベント情報を質問しても、正しい回答は返ってきません。
保有している情報の限界を把握しておきましょう。
正しくない情報を返すこと
ChatGPTは、生成する文章の整っていて、一見すると完ぺきな内容と判断してしまいます。
文章としては成り立っていても、固有名詞や年号などで間違った回答を平然と返す場合もあります。
もし、質問した分野の知識がなければ、正しくない情報をそのまま受け入れてしまうかもしれません。
ChatGPTの活用には正しい情報を見極める能力が必要です。
ChatGPTの提供する情報についても、そのまま活用するのではなく、情報の整合性などを見極めてから活用することが大切です。
まとめ
このページでは、Account Engagement(Pardot)とChatGPTの連動でマーケティング活動を加速する方法について解説してきました。
MAツールの機能は、人間の判断と手作業が必要な部分も残っています。
ChatGPTは、その部分をAIの判断で自動化することが期待できます。
ただし、ChatGPTの自然言語処理技術は発展途上の状態です。
あつかう情報の正確性や最新の情報などへの対応が課題となります。
MAツールと連動する際は、その辺りの特性を加味したうえで利用することが大事です。
<MAツール運用>
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>>Account Engagement(旧:Pardot)についてはこちらのページで詳しく紹介しています。